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タオルで綺麗にしてなんとかお札を触らないようにとりあえず私のTシャツに着替えさせ他に何もしないよ!と安心させようといろいろ試してみた。

飲み物も食べ物も口に入れない。
とりあえずお札を触ろうとすると怒ったような顔をする。
言葉は通じてるのかよくわからない。


「寝るよー」


「?」

明日も仕事だし、これ以上はと布団の中に入って一人分寝れるスペースを空ける。
ぽんぽん、と隣を叩くと不思議そうな顔で立ち尽くしている。

「寝るんだよ」

抱き上げてベットに座らせると、不思議そうな顔をしてる。

「君、関節硬いよねぇ...」

ぴょんぴょんと跳ぶように動くことは出来ても、細かい動作が出来ないようで動きがぎこちない。


よく分かっていない男の子を寝かせて自分も横になる。

布団を被せて電気を消すと、その子の瞳が金色に輝いてるように見えた。

「きれいな眼だね」

「、、、?」

寝る、という概念がないのか眼を開けたままの男の子に声をかけると瞳の色が優しくなった気がした。

「寝る時は目は閉じるんだよ」

瞼を手で覆って目を閉じさせるときちんと目を閉じたまま横になっている。

(言うこと聞くんだ...笑)

意外と素直なのかもしれない、と微笑ましく思いながら少し冷たい体温が心地よくてすぐに眠りについた。


--------------------------


「う...」

響くアラーム音。
手探りで携帯を探すと反対側で声が聞こえた。

「ん、、、?あ。」

アラームを止めて振り向くとうるさかったのか枕に耳を押し付けて目を閉じて不機嫌そうな顔をしている。

(そうだ、昨日連れて帰ってきたんだった)


ぽんぽん、と頭を撫でるとうっすら目を開けてこちらを伺っている。


「ごめんね、おはよう」


おはよう、というとよくわからない顔をしていたけど、昨日より不安はなさそうに見える。

「やばっ!」

とりあえず仕事に行かなければいけない。
バタバタと用意をする私を昨日みたいに目だけ動かしてきょろきょろと追われてるのがわかる。

とりあえず準備をいつもより早く済ませて男の子を抱き上げてリビングのソファに座らせる。

「家でお留守番をしてて欲しいんだけど、」

「、、、?」

「わかんないよねー、、、」

留守番なんて、意味わからないに決まってる。
でも見えないからといって連れていく訳にもいかない。

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設定タグ:浦島坂田船 , センラ , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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おかゆ*(プロフ) - 番外編ありがとうございます!小センラさん大好きだったので悶えました……無理しない程度に頑張ってください (2019年10月9日 12時) (レス) id: 8572672a4d (このIDを非表示/違反報告)
関西風しらすぅ@坂田家 - 言葉喋るショタより何も喋らずに言葉理解してなかったり仕草で感情表現するショタの方が天使よな。まぁつまり神ってことよ。何のご褒美ですか。平日の夜中4時ににやけながらこれ読むってただの変態なんですけど。 (2019年6月6日 4時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
あーりん(プロフ) - あのんさん» ありがとうございます!コメント頂けると励みになります(;o;)これからも楽しんで頂けると嬉しいです! (2019年5月26日 20時) (レス) id: 509e058229 (このIDを非表示/違反報告)
あのん(プロフ) - とても好きです!!読む度癒やされてます! (2019年5月26日 20時) (レス) id: 2726eacb2c (このIDを非表示/違反報告)
月希(プロフ) - あーりんさん» 全然!!気長に待ってます!! (2019年5月22日 0時) (レス) id: 106e1f2421 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あーりん | 作成日時:2019年5月17日 21時

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