-加入- ページ2
『....ここだ』
かなり急ぎ目に動かしていた足を、ある建物の扉の前で止めた。
『っーーー...緊張するな....って...あれ??スマホないんだけど…まさか落とした...!?』
どうしよう...と落ち込むが、いつどこで落としたのかすら分からない。
『佐々木さんについたら連絡してって言われてたのに...もー、どうしようかなぁ...』
初日からこんな大失敗をしてしまうとは...涙目になりながらその場にしゃがみこむ。
???「.....あの」
『...!? あああ、ご、ごめんなさい...今すぐどきます…!!!』
振り向くとそこには、自分より身長の高い...男性が立っていた。
???「...その服.. もしかして あたらしく此処に入る...」
『あ...はい、捜査官の御方でしょうか?』
瓜「...Qsの瓜江久生 だ よろしく...」
『は、はぃ....』
瓜「お前、まだ中高生くらいだろ なんでここに来た?」
『あ...えと....ある事情でお金が欲しくて....っていうか....』
人見知りの私には会話は弾ませることができない。
増してや自分のいちばん苦手なタイプである。
佐「あ、いたいた。もう来てたんだ」
『...あ!! 佐々木さん!!』
ぼふっ、と佐々木さんに抱きつく。柔軟剤のいい匂い、お日様みたい....
佐々木さんは、私が喰種だったときに救ってくれた尊敬してる人。
佐「もー、連絡してって言ったのにー...。僕仕事いってたからわかんないんだよー...」
『...携帯無くしちゃって....』
佐「あはは、そっか。じゃあまた探さないとねー」
『わあああありがとうございますうううう』
瓜(俺の時と全然話し方違う...)
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琥珀糖@コハク | 作成日時:2018年12月24日 23時