七日目【シチュエーション】 ページ7
「セナ。
…これならどっちがいいと思う?」
「あのさ、前から思ってたけどれおくん…馬鹿じゃないの」
「馬鹿じゃないと思う」
「いや、馬鹿だよ」
俺の前に出された紙は随分と綺麗に清書されていた。内容は、というと決してライブど今後の活動、あるいはまたKnightsの何かについて、みたいなリーダーが持っていると、それらしい書類…みたいなものではない。
まず、主題として転校生の名前が書いてある時点で大体の察しはつくし、下を見れば波線を端に書いたサブタイトルが記されていた。
【〜Aがいやらしく見えるシチュエーション〜】
「なんで俺に審査させんの」
「いや、おれとしてはどれも完璧かつ来世まで残る最高のイベントだと思うんだけどベスト・オブ・Aを決めたくて」
「……決めても、別にAがしてくれるわけじゃないからねぇ?」
「あっ………うん、分かってる」
絶対分かってない。
れおくんってばいつか訪れるって思ってる。
にしても書かれたシチュエーション、随分こと細かく書かれている。スターマインのライブで……って王さま居なかったじゃん。他には、デュエル……って王さまこれも居なかったじゃん。
「全部却下。
もっと学校で、とかシンプルなヤツにしてよ」
「ううん……じゃあ保健室で〜」
「却下」
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かきのたね(プロフ) - ソーダさん» ありがとうございます!!!少しずつではありますが更新頑張っていきます!! (2017年11月3日 23時) (レス) id: 927894499b (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - 凄く面白い!!!これからも頑張ってください!応援してます! (2017年11月1日 21時) (レス) id: 71503843a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かきのたね | 作成日時:2017年10月31日 22時