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解答 ページ47

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五条先生から投げかけられた急な問いに、伏黒くんは眉をひそめるように顔色を変える。

たぶん彼はいつもこうやって先生に振り回されているのだろう。

そう思うと、なぜだか伏黒くんのことがとても可哀想に思えた。






「……なんでそんなこと、俺に質問するんですか」


「だってその方が面白いでしょ?さっ、答えて答えて」






終始笑顔のまま、伏黒くんに詰め寄っていく五条先生。


……等級って、確か先程高専を出る前に渡された学生証に書いてあったやつか。

「まだ仮だけどなんたら」って、あの時先生が言っていたことをぼんやりと思い出す。


彼の軽い説明では等級が術師の強さを表すことだけを教えてもらったけれど、そもそも等級の基準値がどこまでかを知らないので私にはよく分からない。






「まあ、普通に考えたら四級とかじゃないんすか?」


「はい不正解ッ!正解は“特級呪術師”でした〜!!」


「……は」






ぽかんとした顔で口を開けた伏黒くんの姿が目に映る。


場の雰囲気がいまいち掴めなかった私は、そんな彼の姿を眺めることしかできない。

そのうちにも五条先生は、私の方へ手を差し出し学生証を渡すように言ってきた。






「ほら見て、ちゃんと僕とお揃い」


「ちょっと待ってくださいッ……!どういうことですか、Aさんが特級って!」






私の学生証を見せるようにして言った五条先生に、伏黒くんは慌てたように声を荒らげた。


先程までの静けさが嘘のような変わりぶりに、私はとにかくただ事ではないということを察する。


「特」というマークを見せられ、「君、特級ね」とだけ言われた私にはこの等級の意味が何一つ理解できていなかったのだ。






「まあ、あくまで仮なんだけどね。基本的な扱いとしては、悠仁と同じく等級は付与されていない。けれどAが術式を使えるようになったら、話は変わってくるだろう?」






“言ってしまえば、マーキングだよ”


そう言いながら、五条先生は学生証を私の手の中に返す。



特級呪術師……先生とお揃いということは、それなりに高い位置付けであることは何となく理解した。






「呪術師の等級は実力で決められていて、四級から一級までの称号が並んでいる。そしてそのさらに上に規格外として位置付けられているのが、特級と呼ばれる等級だ」


『要するに……私はその規格外に当てはまってしまったわけですね』








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いか焼き - 好きです!!! 最高すぎます、、、応援してます!今から2を読んできます!楽しみすぎる…! (2022年7月4日 2時) (レス) @page50 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 宿儺の声が頭の中で聞こえたらワイある意味死んでう( ´ཫ`)って思いながら見ました←めっちゃ面白いです!!応援してます( ˃ ˂ ) (2022年1月25日 0時) (レス) @page31 id: dce21dc0b1 (このIDを非表示/違反報告)
古椎エゴ(プロフ) - Tomorrowさん» ご指摘ありがとうございます。変換ミスしていたみたいです!知らせていただき助かりました! (2022年1月24日 17時) (レス) id: c3c7b307dc (このIDを非表示/違反報告)
Tomorrow(プロフ) - コメント失礼します。とても面白くて何度も読み返してます!ところでなんですけど、祥子ではなく硝子だった気がします!間違えてたら申し訳ないです! (2022年1月24日 17時) (レス) @page30 id: 81fe567fc7 (このIDを非表示/違反報告)
ミーコ(プロフ) - 面白いです!宿儺推しなのでこの話はとても好きです!がんばって書いてくださいね!応援しています! (2022年1月23日 23時) (レス) id: b974f3c01e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年1月22日 17時

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