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「皆、ちょっと換気すんね」



『「「「「は?」」」」』



トド松の言っていることが分からず、五人は声を揃える。

そして次の瞬間、トド松は襖とその先にある窓を開けて、
吹雪が部屋まで伝わってきたのだ。



『「「「「(えええええええ!?!?)」」」」』



「(へへっ、死なば諸共持久戦だ!!!)」



驚愕する五人にトド松は笑って寒さを凌ぎながら、
急いでこたつの中へと入って行った。



「(何奇行に走ってんだコイツ馬鹿なの!?)」



「(だから前から行ってるだろ!兄弟で一番ヤバいのはトド松!!)」



『(何やってんのトッティ…!!!)』



「(うおおお!トッティ!!)」



「(てかこれどういう状況!?俺達灯油を入れて、部屋を暖かくしたいんだよね!?
なんで今吹雪に耐えてんの!?)」



「(寒い…!死ぬぅ…!)」



決して誰も窓を閉めなければ灯油を入れにも行かず、
ただ入ってくる吹雪を耐えるしか無かった。
こんな思いをするなら早く灯油を入れに行った方がマシな気がするのだが。



─ぴしゃりっ



襖を勢いよく閉める者が一人…。

閉めたのは大きな服の塊。そう、十四松である。
襖を閉めた十四松はまた寝転がった。



「(え…?え、何今の…。十四松が閉めたの?)」



「(マジ、かよ。まさかアイツ…)」



「(ずっと…)」



『「「「「「(起きてた…!?)」」」」」』



十四松がずっと寝たふりをしながら誰かが灯油を入れに行くのを
ずっと待っていたのではと六人の中で疑惑が発生した。



「(いやいやいや!アイツに限ってそんなあくどい真似…)」



「(ないない…そんな偏差値…)」



「(もし起きてたとしたら、
今までずっと灯油を入れたくないのを理由に芝居してたことになるんだぞ?)」



「(ありえない!十四松兄さんには!)」



『(天地がひっくり返っても信じたくないよ!)』



「(まあ一応確認してきてよ、一松。アイツが寝てるか)」



「(へーい)」



純粋な十四松に限ってそんな下衆い真似をするはずがないと
完全に信じきっている六人。
一応ということで、一松はチョロ松に言われて
十四松が寝てるか寝てないか確認しに行く。



「…………」



一松は十四松を無言で見下ろしてこたつに戻って来る。



「(どう?寝てたでしょ?)」



「(…いや……。




完全に起きてる…)」



『「「「「(えええええ!?!?!?こっわ!!!!)」」」」』



そこには眼開きで誰かが灯油を入れに行くのを待つ十四松の姿があった。

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びたー(プロフ) - ゆっこさん» コメントありがとうございます。おそ松さんハマって自分のことのように嬉しいです😊この作品を読んでくれてとても嬉しく思います!ありがとうございます🙇亀更新ですが、これからも頑張っていきます。よろしくお願い致します🙏 (2022年9月24日 21時) (レス) id: 8be8dbacef (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - 最近おそ松さんにまたハマり始めて占いツクールを適当に漁ってたんですが良作にあえて一気に見ちゃいました。これからも頑張ってくださいm(_ _)m (2022年9月24日 18時) (レス) id: cd9fc5524f (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - くりおねさん» コメントありがとうございます😊はい…!遂に続編来ちゃいました!これからもよろしくお願いします🙏 (2022年9月23日 16時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - もう続編か...!! (2022年9月23日 15時) (レス) @page49 id: a3e7c7059c (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - くりおねさん» 感情的になって言葉を崩してしまうハイ松くんを書いて不安でしたが、衝撃を与えてくれて気恥ずかしいです😌💞ありがとうございます😊 (2022年9月22日 13時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びた一 x他1人 | 作成日時:2022年9月14日 21時

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