愛が２３個。 ページ23
「私萌葉。」
『…あ、うん。よろしく？』
目の前に居る女の子は「あきは」ちゃん。
この子は元々梵天に父親が居て、私と同じように死にそうになっていたらしい。
マイキーの意思で連れてきたのかと思ったけど、この子が自分から着いてきたって言ってた。
同じ女の子ということもあって私がここでの生活の仕方をある程度教えてやれとマイキーに頼まれたので暇潰しとして相手をしている。
『じゃあ、萌葉ちゃんの部屋なんだけど…』
「あ、私三途さんと同じ部屋が良い。」
『………え、あ、ごめん何か言った？』
部屋に案内しようとしたら萌葉ちゃんから予想外の言葉を聞いて固まってしまった。
だって…三途って…春千夜の事だよね、？
灰谷さんじゃなくて？鶴蝶さんでもココさんでもなく春千夜？
なんでよりにもよって春千夜？？
暫く黙っていると萌葉ちゃんが溜め息をついて面倒くさそうに私の顔を覗いた。
「何？何か問題ある？」
『…春千夜も結構遅くまで仕事してるし、一人部屋の方が良いんじゃないかなぁって…1人が寂しいみたいだったら私と同じ部屋にするし…』
「は？いや無理。きも。」
『えぇ、？』
何かと思えば今度は悪口だらけの萌葉ちゃん。
私嫌われてる？
いやまぁ…薄々気付いては居たんだけど…。
マイキーに紹介されてた時もずっと私の事睨んでたし…、
「私、三途さんの事好きなの。こんな事言ったら可哀想なんだけど〜、どーせ梵天にイケメンが多いからここに住んでるんでしょ？オバサン。」
『…そんな事無いし、私たち1個違いだよね？私がおばさんだったら萌葉ちゃんもダイブ…ね。』
「…わ、私はオバサンじゃないし！くそばばぁ！」
キョトンとした顔で言えばムッとしてどこかへ行く萌葉ちゃん。
彼女の背中が見えなくなってから廊下の壁に寄りかかり、そのままズルズルとしゃがみ込んだ。
『はっ、w…私、性格悪いなぁ…。』
.
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ひがんばな - 最高ですね (2022年9月20日 18時) (
レス) @page16 id: 2e55c6cac2 (このIDを非表示/違反報告)
しらそ - 好きです、はい。語彙力がなくなるくらいに← 文才の塊やないですかもちこちゃこ。様、シリアスもあればネタもあって読んでいて楽しい作品です！ (2022年4月30日 14時) (レス) @page45 id: 12e9945153 (このIDを非表示/違反報告)
もちこちゃこ。 - おふとんさん» ごめんなさいごめんなさい驚きのあまり変なコメ返の仕方をしてしまいました何が「e」やねんって思いましたよね安心してください私もです！！！！！！！！！！！！！！！！！！ (2021年12月29日 20時) (レス) id: b54f2c1a06 (このIDを非表示/違反報告)
もちこちゃこ。 - おふとんさん» e (2021年12月29日 20時) (レス) id: b54f2c1a06 (このIDを非表示/違反報告)
おふとん - なんかさ、神じゃね？飽き性やけど読んだ瞬間続き読もうと思ったもん感想？え？あぁまじですき (2021年12月15日 21時) (レス) @page16 id: e77bb3532f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちこちゃこ。 | 作成日時：2021年9月30日 18時
