約200年前拾 ページ13
『ガウガウガウ』
十「今度はなんと?」
白「私達に、‘十六夜様が背に乗るのを手伝ってください’と言われました」
十「そんなことまで」
白「どうぞ」
十「ありがとうございます」
(一応他の式神もいます。喋らないだけで…)←by作者
十「すごく気持ちがいいです。それに景色もいい。最高ですね」
菊「当たり前だ。優衣華様の1番のお気に入りの場所だからな」
十「そんな場所を私に教えてくださるなんて、ありがとうございます。
このようなところへ連れてきていただいて、本当に嬉しいです」
『いえ、十六夜様に喜んで頂けて何よりです』←もう、下へ降りて妖怪の姿に戻った。
十「また来てみたいくらいです」
『じゃあ、また来ましょうよ』
十「いいのですか?」
『えぇ、その代わり約束ですよ。絶対』
十「はい!」
その数日後、十六夜様は亡くなった。
長年の苦労がたたったようで、犬夜叉の成長も見届けられなかった。
『十六夜様、約束したでしょう。絶対にまたあの場所へ行きましょう、と。それなのに…』
十六夜様、十六夜様
?〈優衣華様、私のためにそんなに悲しまれないでください〉
『この声は、十六夜様ですね!』
十〈私の声が聞こえるのですか〉
『そうか、お父様の時と同じ。私は霊と通信ができるから…』
十〈そうだったのですね〉
『十六夜様、生死刀があればあなたを生き返らせることができます!
お願いします。あなたを生き返らせてくださいませんか』
生死刀の、《蘇生》という技を使用するには条件が3つある。
1つ目は、刀を使う側に資格があること。
2つ目は、ほんの一部でも良いが、骨または肉体があること。
3つ目は、‘本人がまだ生きていたい’‘死にたくない’‘生き返りたい’などの、生への執着があること。
十〈いいえ、いくら優衣華様のお願いといえど、それは無理です〉
『なんでですか。確かに、寿命でなくなったらわかります。ですが、あなたは違うでしょ?
それに、お父様も生き返ると言われておられるのですよ』
十〈闘牙王様が?〉
『えぇ、そうです。お父様も命をかけて守られた十六夜様が亡くなっていては生き返られた時、
悲しむとは思いませんか?お父様のためにも、お願いします』
十〈大丈夫ですよ。犬夜叉や、優衣華様が生きておられればお喜びになりますよ〉
『十六夜様はなぜそこまで生き返ることを拒むのですか?』
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ゆい(プロフ) - ありがとうございます!そう言って頂けると励みになります!更新頑張ります! (2018年3月12日 12時) (レス) id: 9d91e4b96d (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - いきなり感想失礼します!とても設定など詳しく書かれていてわかりやすいですし、とにかく内容が面白いです!更新楽しみにしています♪ (2018年3月12日 12時) (レス) id: 1aeb82d3f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2017年12月18日 21時