誰も死なせるな、守れ 弐 【鬼滅の刃】

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一度 、その場に ｼｰﾝ と静寂な空気が流れる。



そして、誰かが唾を飲んだ瞬間




猗「 破壊殺 ・ 乱式 」

貴「 夜の呼吸 肆の型 暗黒華 」



ﾄﾞﾝ



2人の技が衝突した瞬間
あたりは揺れ、風が巻き起こった 。



その場にいる剣士がみんな思った 。



この2人の戦いに 、
必ず手を出してはいけないと 。



必ずや自分が死んでしまうと。



柱である煉獄杏寿郎でさえ、そう思わざるを得なかった。



しかし、必ず好機はやってくる。



その瞬間が 、お前の頚が飛ぶときだ 。



煉獄杏寿郎はそう思っていた 。









貴「 ...めんどくさいっな！！！」

猗「お前がいくら攻撃してこようと丸わかりさ。」



猗窩座の破壊殺・羅針によって 、
私の攻撃は簡単に止められる 。


童磨の時は 、血鬼術は厄介だったが、
自分がそれより速く刀を振るえば良い話であったし、私にはそれができた 。


でも猗窩座はいくら私の速さが速いといっても 、
全て感知してしまうため、それはまるで意味がない 。




貴「夜の呼吸 陸の型 冥暗突 」




まわりくどい攻め方をしては駄目だ。


私は多少の怪我なら治る 。
大丈夫 、正面突破しか勝てる方法はない 。




貴 「夜の呼吸 壱の型 夜時雨 」

猗「破壊殺・ 鬼芯八重芯」




大丈夫 、多少痛みはあるけれど 。

このまま攻めていれば 、必ず勝てる 。

全て、終わらせれる 。




貴 「夜の呼吸 伍の型 終焉の舞 」

猗「 破壊殺・ 脚式 飛遊星千輪 」




一度、距離をとる 。

本当に羅針が厄介すぎる 。




猗「A 、俺に勝てないのはもうわかっただろ？」

貴「なっ...！」

猗「自分の体。見てみろよ 。」




言うな 、治るさ、このくらい 。




猗「 さっきまでは再生できてたけど今はあまりできていないじゃないか 。お前が半端者だから 。」




血なんか 、流れていない 。

痛くも 、ない。





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