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病院の待合室で、私はジント君のカウンセリングが終わるのを待っていた。
もし本当にジント君が見た夢が記憶の一部だったなら、このまま少しずつ、ジント君の記憶は戻っていくんだろうか。
なんだかイメージしていたのとは少し違う。
なんかもっとこう、一気に思い出すって感じだと思ってたんだけど、そうじゃないのかな？
でも、このままジント君の記憶が戻って、全部思い出した時、彼はどうなってしまうんだろう。
私と過ごした時の記憶って、どうなるんだろう。
そして、もし彼には本当の彼女や、もしかしたら婚約者、いや、いっそのこと妻子持ちとかだったりしたら、私たちの関係って、どうなっちゃうのかな…。
本来なら、ジント君の記憶についての進展があったことに、もっと喜ぶべきなんだろうけど、私ったら、そんな変な心配ばかりしてる。
卑しい女だよね…。
佐野先生「彼のカウンセリングが終わりました」
すると、病室から佐野先生が出てきて、私にそう告げた。
「で、どうです？彼の記憶について…」
佐野先生「そうですね。そのことについて、少しお話が…」
佐野先生は今出てきた部屋とは違う部屋に私を通し、そこの椅子に腰かけて、何やら診断書のようなものを広げていた。
佐野先生「僕は彼が病院に運ばれてきた時、頭に外傷があったので、彼の記憶喪失の原因が頭に強いショックを受けたことによる一時的な記憶障害だと思っていたのですが…。
もしかしたら、それだけじゃないかもしれません」
佐野先生は、診断書とにらめっこをしながら、顔をしかめていた。
それだけじゃないっていうのはつまりどういうことなんだろうか。
「それって、どういう意味ですか…？」
佐野先生「もしかしたら、心的外傷によって、彼は自分で自分の記憶を封じ込めている可能性があります」
「心的、外傷…？」
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milkssss(プロフ) - ひぃさん» いえいえこちらこそ変な捉え方をしてしまい申し訳ありません！続きも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2020年3月8日 15時) (
レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 良い意味で面白い展開で予想外でした！私の伝え方で誤解を与えてしまったようですみません。続き楽しみにしてます！ (2020年3月6日 3時) (レス) id: 6c73ae34c1 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - いちごさん» 感想ありがとうございます！そんな風に言ってくださると、書いてよかったって思います。ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - ひぃさん» 感想ありがとうございます！予想外になってしまって申し訳ないです…。続きも頑張って書いていきますので、良ければまた読んでくださると、嬉しいです！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - みるくさん» 感想ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！今日からまた続きちょこちょこ書いていくので、良かったら読んでみてください！ (2020年3月2日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年2月26日 19時
