037 目覚め Noside ページ42
黒い世界に光が灯って意識が浮上してきた。
「まだ、４時半か。」
ちょうど太陽が空を照らし始めて、初夏にはあまり見れないパステルカラーの空になっていた。
こんな時間だ、起きている人などいないはずだが、一眠りするわけにもいかず廊下に出ると、白Tシャツに黒の短パンの木葉がいた。
「あ、」
二人の声が重なる。
「木葉くんってそんな脳筋キャラだっけ？」
どうも、と頭を下げて走りに行ってしまった木葉の背を恨めしそうに見ながら呟いた。少なくとも、斎の知る限りの木葉はそのような人物ではなかったはずだ。
どれ程、時間が経過したか。不意に肩をつつかれた。
「体、冷えるよ」
赤葦だった。
「昨日の夜、僕がどうやって布団に戻ったか知ってる？」
「ああ、学校の先生が」
「え、そうなの？あんな時間に？すごいブラック」
実際は、赤葦が運んだのだが。真顔から斎が察することは無理だ。
「ところで、木葉くんってあんな脳筋キャラだっけ？」
先程の記憶を引っ張りだし、聞くと赤葦は呆れたようにため息をついた。
「多分、髪下ろした木兎さんです。それ」
斎の絶叫とおぼしき声が町中に木霊したのは言うまでもない。
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浜花乃 - 面白かったです！文才ないって言ってましたけど、私より断然ありますよ！それに、上手だなと思います！私もですけど、更新頑張ってください！ (2020年2月15日 20時) (
レス) id: effc3ac0ee (このIDを非表示/違反報告)
皇海 宙(プロフ) - 不思議な感じがします、続きが気になります！更新頑張ってくださいo(｀・д・´)o (2020年2月2日 15時) (レス) id: 38af579ced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカゲ | 作成日時：2020年1月30日 16時
