10話 ページ11
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この小屋にきて、もう2週間程
カレンダーも無ければ時計も無い家なので、繰り返し登る太陽の回数を数えていただけだけど
契約が刻まれたイヤリングがマルフィとジョーの元にある以上、二人の許可なくして何処にも行けないし
.......何より、毎晩身体を暴かれているんじゃあ、次の日にはクタクタでベッドの上を這うことしか出来ない
『ひとつ提案なんだけど』
「却下〜」
僕の提案は、鏡で自分の顔を見るナルシストによって聞く前に却下される
まぁ、続けるんだけど
『夜の方、どちらか1人ずつにしてくれ』
「却下だぁ〜」
今度は僕の腹に頭を預け、触腕を足に絡めている社畜タコから却下される
その様子を光のない目で見ているマルフィが、あっ、と声を上げる
「なぁ、友よ〜」
「なんだぁ〜?」
マルフィがジョーに近寄り、耳元で内緒話を始める
何を喋ってるんだ?
というか、さっきから触腕が際どい所を触って.......
『んぁっ.......』
ばっ、と口を抑える
顔が熱くなり、赤くなっている自覚もある
そっ〜とマルフィとジョーの方を見ると、いつの間にか目の前にマルフィがいて、肩を押され倒される
その顔は確実にスイッチが入った顔をしている。
ジョーも同じくだ
『まだ、真昼間だぞ.......!』
「大丈夫だぁ〜。もう二度とさっきの馬鹿みたいな提案しようと思わないくらい、愛してやるから」
何も大丈夫じゃない!!
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Roka - もう大好きです!ヴィランズ手下とツイステのクロスオーバーにハマった私にとってもう最高の作品です‼︎これからも頑張って下さい!応援してます! (6月6日 14時) (レス) @page40 id: 707e1d867d (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 1話から全部読みました!凄く面白いです! (2023年2月6日 16時) (レス) @page35 id: 5da4b4263e (このIDを非表示/違反報告)
白昼のアマリリス(プロフ) - Lemon!?さん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません!応援ありがとうございます。そう言って貰えると光栄でございます。今後も楽しんで拝読下さいませ! (2022年12月13日 0時) (レス) id: 37ce6e2ed3 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon!?(プロフ) - 初コメ失礼します!もうほんっとに私の好きなものしか詰まってなくてびっくりしました!こんなに好みドンピシャな小説あるんだ!?って!!ほんっとに冗談抜きで神です!私も書いてみたいんですけど、情報不足なのとと文才がないので…w応援してます!頑張って下さい! (2022年11月16日 2時) (レス) @page24 id: 1d8fe9d267 (このIDを非表示/違反報告)
白昼のアマリリス(プロフ) - 百華夜さん» ありがとうございます!頑張ります٩( •̀ω•́ )ﻭ (2022年10月30日 7時) (レス) id: 431014ac20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白昼のアマリリス | 作成日時:2022年10月8日 10時