4話 ページ5
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会場の応援も、必死の抗いも虚しく、キバナは準決勝で敗退した
人前、という所もあってあの人は笑ってユウリちゃんを送り出したが、本当は相当悔しがってるはず
観客席を立ち、受付ロビーまで降りる。
すると、ちょうど選手の待合室から出てきたキバナがいた。
駆け寄ろうとした時、ドンッという音とともに床が揺れ、体制を大きく崩す
床に倒れ伏すかと思いきや、キバナが支えてくれ、どうにか持ち堪えた
「無事かっ!?怪我は!?」
『貴方が支えてくれたから大丈夫よ。』
覆い被さる様に抱き締められ、苦しいながらもあやす様にキバナの背中を擦る
肩越しにテレビを見ると、ローズさんが何やら話していた
というかあの場所は.......
『キバナ、ナックルスタジアムに戻るわよ』
私の言葉に、テレビを見、状況を理解したキバナがシュートスタジアムの外に駆ける
私もその後を追うと同時に、エアームドをボールから出した
二人同時に外に出、キバナはフライゴンに、私はエアームドに飛び乗る
どうか
ジムトレーナー達が無事でありますように
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作者名:白昼のアマリリス | 作成日時:2019年12月2日 17時