妖精ギルドの眠り姫

『寝起きの彼が一番厄介』 ページ8

『くぁ〜。』

目が覚めるとベットにいた。
ちゃんと運んでくれたんだな。
ふと、横を見るとミストガンも寝てた……。

『ふにゃ。お腹……空いたな。何か作ろ』

ミストガンを起こさないように、ソゥと降りる。……でも腕を掴まれてるから降りれない。

『ﾎﾞｿ)はーなーしーてー。』

そう呟いた瞬間……

ｸﾞｲｯ!!

不意に引っ張られる。で、抱きしめられる。
ミストガンとの距離０。

｢ん〜〜。｣

『捕まった』←

何で冷静なのかって？
……驚き過ぎて、１週回って冷静になったの。

それにしても……落ち着くなぁ。
人の温もりって大事だよね。まぁ、今は関係ないか。

『ミストガンー起きてー。』

私は、｢寝起きは幼児化する｣って良く人から言われる。……そりゃあ、寝起きだから仕方無いよね。

｢ん？ふわぁ〜。おはよう^^(ｷﾞｭｯ｣

起きてくれたのは嬉しいけど何でさっきよりも抱きしめられてるの？

『おはよーミストガン。そろそろ離して？朝ご飯作らなきゃ。』

｢……Aからしてくれたら良いよ。｣

『何を？』

｢ﾎﾞｿ)キ･ス。｣

『ひゃあ！』

〜！////耳の横で言わないでよ！くすぐったい！しかも私からキス？！無理無理無理無理ッ！

｢ｸｽｯ)冗談だよ。よっと！｣

むぅ〜。本気にした私が馬鹿だったよ。

『マスク外すと別人だよね』

そう。二重人格かっ？！って思うほどの変わりよう。無口から一転。さっき見たいに大胆な発言をする様になるんだもん。

｢……そこは突っ込まないでほしい。｣

『りょーかーい。』

因みに今の私の状況……。ミストガンにお姫さまだっこされてる。

『先に服着替えて下に降りるよ。何か嫌な予感がする。』

｢俺もだ。｣

このまま下に降りたら大変な事になりそうで怖い。と言う事で、服を各々着替える。
……私は着付けが大変なんだけどね。
ま、今日は着ないけど。

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