妖精ギルドの眠り姫

『一言ぐらい……』 ページ15

『ふぅ。……終わった』

持ってた資材が全部無くなった。

ｸﾞﾆｬﾝ

空間をねじ曲げて、中に武器を収納する。
まずは、魔導杖に馴れよう。

『マスター。“今回は”何も壊してないからね。』

｢毎回そうだったらいいじゃがのお。｣

モノづくりに失敗はつきものなんだけどな。
それにしても……ナツやガジル達は面白いなー。だって、鉄や炎を食べて魔力を回復させるんでしょ？まぁ、甘い物で魔力を回復させる、私も私なんだけどね。

『ミラさん。ケーキある？』

｢ごめんなさい。さっき、アスカちゃんに渡したので最後なのよ^^クッキーはあるわよ？｣

『ならそれでいいや。』

コッチに来てから、洋菓子しか食べてないなー。久しぶりに、栗饅頭やどら焼きが食べたい……。

『ﾓｸﾞﾓｸﾞ)はれ？みふふぉふぁんはぁ？(あれ？ミストガンは？)』

｢これ。飲み込んでからはなさんか！｣

『ｺﾞｸﾝ)すみません。で、ミストガンは？』

｢クエストに行ったぞ。それも長期のな。｣

！ま、まさか……！

『に、逃げられたぁ……』

くっ！いいもん！
ルーシィ達の所に行ってやる！！

『マスター。私、ルーシィ達の所に行きます。』

｢ほーか。気をつけてなー。｣

……良いんだよ。元々、私の我が儘だったんだしさ。
でも……書き置きぐらい残していっても良いじゃない。
馬鹿ミストガン……。

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←『追加設定』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す