記憶 ページ22
A「あの、楽しくないってどういう事ですか?」
レット「それは言えない。」
A「なぜ?」
レット「言うと美月に殺される。」
A「殺される…!?」
…どういう事なの?美月は何を…
レット「…俺から1つおまえに教えてやろう。」
A「?」
レット「トリガーの居場所だ。」
A「トリガー!?」
レット「静かにしろ、今だけだ監視カメラ停止させてあるのわ。」
A「ご、ごめんなさい。」
レット「まぁいい、おまえのトリガーは美月が持っている。美月のコートの右側のポケットに入ってる。」
A「美月のポケット…。」
レット「そうだ。」
A「でも、なんであなたが私にそんな事教えてくれたんですか?」
レット「俺、美月の事恨んでるからよ…。」
A「え…?」
レット「少し話長くなるけど、聞くか?」
A「はい、聞きたいです。」
レット「…あれは2年前の事だな。」
2年前、俺はネイバーフッドの領地争いの戦争に参加していた。
俺の国、サンダは相手国の圧倒的戦力に苦戦していた。
その相手国はアフトクラトル。
俺には大切な家族がたった一人しか居なかった。妹のリミだ。
親は妹が生まれてすぐの戦争で亡くなった。
ゴゴゴゴゴッ
レット「リミ!大丈夫か!?」
リミ「お兄ちゃん、これくらい平気だよ!」
レット「良かった…。ほんといつも心配ばかりかけるからよー。」
リミ「お兄ちゃん心配しすぎだってー!」
レット「そうだな、よし俺は下からまわりこむ。リミは前からどんどん攻めて行ってくれないか?」
リミ「うん、分かった!あそこの建物集合になるね!」
レット「おう!気を付けて襲撃するんだぞ。」
リミ「うん!任せて!」
タタッ
レット「下からまわりこんでみたけど、あまり敵いなかったな…。」
…速くあの建物に行こう。
ガシャァァァァァン
レット「ん?!なんだ!?」
上からすごい音したけど、大丈夫か…?
レット「リミの爆弾か?」
急ごう
タタタッ
ザッ…
レット「え…?」
???「ふぅー!これ気持ちいいなー。」
レット「みんな…?」
???「あれ?あそこにも人がいる…?」
レット「くっ!」
見つかっちまったか…!
ダダッ
???「あれー?逃げないでよー!」
ザザザザザッ
レット「チッ、めんどくさいな!…え?」
目の前の光景をすぐに信じる事は出来なかった。
???「黒髪の男の子待ってよー!」
タタタッ
スっ
レット「リミ!!?おい…!」
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スコーピオン - 面白いです続き、とても気になります 更新頑張ってください (2019年8月14日 19時) (レス) id: ea89e2c5ba (このIDを非表示/違反報告)
はるるん゜ですぜ!! - 続きが気になって仕方がないwwwまさか!!これで終わりか??気になるw太刀川さんとハッピーENDにして終わらせてほしいです!!【願望】 (2019年1月11日 20時) (レス) id: 375c867290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:松もり! | 作成日時:2018年10月29日 2時