闇 ページ11
太刀川side
………とにかく暗い。深い。怖い。
俺は、どうなってるんだ…?
風間さんや迅、出水…。
Aは、無事なのか…?分からない…。
音も何も聞こえない…。
美月……か…。
なんでこんなにも苦しいんだ…。
辛いんだ。悲しいんだ。
闇が深すぎる。なんとかして抜け出したいけど、深すぎて出来ない。
誰か…。
……
…
「ち…かわ…さん…。」
「たちかわさん…!」
Aの声がする気がした…?
幻覚?幻想?無事ということを信じたい…。
あぁ…ほんと、目の前が真っ暗だ…。
真っ暗で何も見えない……。
in集中治療室
迅「太刀川さん…。本当に心配だ。」
嵐山「迅、大丈夫だ。太刀川さんならきっと目を覚ます。」
迅「……だよな。太刀川さんが起きたらAちゃんを連れ戻す事を言わないとな!」
嵐山「だな…!忍田本部長も遠征とかの計画を立ててくれるよ。」
米屋「だよな…!白ちびの相棒が残していった、ネイバーの起動配置図を探っていけばAが居る惑星国家を探し出せるはずだし。」
迅「確かに…。」
国近「私たちはまず太刀川さんが目を覚ますのを待つんだよね?」
迅「そうなるね。それと風間さんとか緑川が美月からの攻撃を受けて昏睡状態に陥ってるから、それもどうにかしてね。」
嵐山「確かにだな…。今から俺がエンジニアたちの方に行って、何か出来ないか探ってくるよ。」
米屋「マジすか。」
迅「嵐山、ありがとう。」
嵐山「それじゃ、行ってくるな。」
タッタッ
……
一瞬何か聞こえた。誰が喋ってたんだ?
体は動かせない…。
何かが聞こえたものの、真っ暗な事には変わらない…。
A…はどこなんだ?守ってやらないといけない。傍に居てやらないといけない。
それなのに、俺は…
頼む…無事でいてくれ…。
美月「ここなら、誰も追ってこれないね。ネイバーフッド。」
A「美月…。」
美月「A、話がある。」
A「何、私をこんなところに拐っておいて!」
美月「あの時さ、なんで私の事を守ってくれなかったの?」
A「……。」
…美月は、私の事を分かってないのか、本当にガッカリだよ、友達…友達の意味が分からなくなってきたな…。
…太刀川さん、助けて……
20人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スコーピオン - 面白いです続き、とても気になります 更新頑張ってください (2019年8月14日 19時) (レス) id: ea89e2c5ba (このIDを非表示/違反報告)
はるるん゜ですぜ!! - 続きが気になって仕方がないwwwまさか!!これで終わりか??気になるw太刀川さんとハッピーENDにして終わらせてほしいです!!【願望】 (2019年1月11日 20時) (レス) id: 375c867290 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:松もり! | 作成日時:2018年10月29日 2時