【ジョジョ】いつか罪に飲まれても【四部】

二十四話 ページ24

眩しすぎる日差しに思わず目を細める。
こんなに眩しいなら、承太郎が言う通りに帽子でも被ってくれば良かった




「あ、承太郎さん、Aさん！」

「仗助君、億泰君、康一君。こんにちは」



こんにちはー！と元気よく返してくれる高校生達に、承太郎は相変わらずの仏頂面で簡単に作戦を説明した



「A、億安、こっちだ」

「おお！モーターボート！！」



喜び勇んで乗り込んだ億泰君と操縦席に座る承太郎。

地上には不安そうな顔をする康一くん。



「承太郎、こっちは仗助君と康一君だけで大丈夫？」

「……そうだな。すまんがA、仗助達とここで音石を迎え撃ってくれ」



了解。と言って茶化すように敬礼をして見せると、承太郎は眉間のシワを深くする



「ヤツは相当危険だ、無理はするなよ」

「わかってるよ。承太郎こそ、気を付けて」

「……ああ」





走り出したボートを見送って、私はくるりと振り返った


「良かったんスか？Aさん」

「うん、実を言うとちょっと¨リハビリ¨したくてね」

「リ、リハビリ？」


そう、リハビリ。
そう言った次の瞬間、Aは───¨時の番人¨は正面の壁を思い切り殴り抜いた









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