54 貴方side&珊瑚side ページ7
太宰「……む」
治兄がいきなり立ち上がった
敦「どうしました、太宰さん?」
太宰「これ……食べ過ぎた所為か急に差し込みが……」
治兄が差し出したのは空っぽになったドッグフード
敦「え?」
太宰「敦君、愛莉ちゃん。私と私の胃腸はここが限界だ。探偵社を頼んだよ」
お腹を抱えながら治兄は走って行った
敦くんはチラッと犬の方を見る
敦「云っておくけど、あの人は凄い人なんだぞ」
珊瑚「A……少し散歩してくる」
貴方「えっ、あ、うん」
珊瑚は治兄と同じ方向に行った
珊瑚side
Aと別れて、鳥になって太宰の後をつけてる
この匂いは……!!
すると、突然太宰が止まる
太宰「此処なら人目も無い出てきたら?」
銀が出てきて、太宰の首元に刀を向けてる
太宰「やぁ、銀ちゃんか。背伸びたね」
すると、銃を向けた女性が出てきた
見た事ないから、多分新しく入った人
樋口「監視はお見通しという訳ですか」
太宰「生憎マフィアの監視術を創始したのは私だからね。で、用件は?」
樋口「この銃が用件とは思いませんか?」
太宰「思わないね。暗殺部隊にしては人選が半端だ。
第一……私の暗殺なら希望者殺到で軍隊ができるよ。
てことで、銀ちゃんも危ないからこれ下げてくれる?」
銀が刀を仕舞うと同時に銀の肩に止まった
樋口「鳥!?」
太宰「珊瑚、ついてきたんだ」
珊瑚「うん、懐かしい匂いがしたから
あっ、続けていいよ」
樋口「……確かに用件は別です。
首領より伝言を言付かっています」
太宰「へぇ……森さんから?何かな?
脅迫か恨み言か殺人予告か……心当たりが多すぎて困るね」
樋口「伝言はこうです『太宰君マフィアの幹部に戻る気はないかね?』」
84人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:2次元夢小説者 | 作成日時:2020年10月24日 7時