【派生】及ばぬ恋の滝登り2 (ページ4)

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1限目が終わると､俺は生徒会室へと直行した｡

廊下を歩いていると､向かい側からワフォンさんがこちらへ向かって来ていた｡

よほど[神霊さん]に会いたかったのか､パァッと満面の笑みを見せる｡

ワフォン｢! 桃寺おねえちゃん!｣

陽一｢はい､ワフォンさん｡これ直しておいたぞ｣

ワフォン｢わぁ〜っ､おなおししてもらってる〜っ｡[神霊さん]も､これであんしんだね〜｣

陽一｢喜んでくれて良かったぜ｣

そういって微笑むと､ワフォンさんも笑みを返した｡

ワフォン｢ありがとう､桃寺おねえちゃんっ｣

しばらくすると､遠くから先生に声をかけられる｡

陽一｢行かねぇと…じゃあまたな｣

ワフォン｢うん､ばいば〜い!｣

後ろを向いて笑いかけると､俺は小さな腕を一生懸命振りながら見送ってくれるワフォンさんと別れた｡

あの様子､やっぱりワフォンさんにとって[神霊さん]は唯一無二の大切な存在なんだろうな…直して良かった…