我儘ご令嬢様１

44話 ページ45

ジュンside

親父。あんたをアイドルとして死なせたのと同じような、こすっからい罠と陰謀によってオレたちは栄光を手に入れる

オレは、あんたみたいな負け犬にはならない

あんたは、感心してくれますか？それとも唾棄しますかねぇ、そんなのはアイドルじゃないって？

無邪気に、みんなに夢と希望を与えるのがアイドルだって？

悪ぃけど。オレは、あんたみたいに純粋じゃねぇんです

純粋まま、自己満足にふけりながら負けて埋もれて消えるぐらいなら、、、。オレは、泥と引っかき傷にまみれてでも生き延びる

そしてあんたの代わりに、血を吐きらがらでも歌ってやりますよぉ〜

遊木さんはなんでライブ中に話しかけてくるんすかねぇ〜

「怒り出しても仕方ねぇっすよ。玲明学園では、たいていの相手は二度とオレ達と組まないぐらいキレちまう」

「だからオレたちゃ、嫌われ者の憎まれ役でさ」

「いつでも虎視恥々と、寝首を掻こうとして狙ってくる連中がわんさかいる」

「怨みを買ってますからねぇ、まぁ憎まれっ子世に憚るのがこの世の摂理ではありますけど」

「でも、FlowerGardenの2人。なんと言っても顔がいいですからねぇ、特にAさんはアイドルだけでなく女優、モデルもやっているのでファンも多い」

「FlowerGardenは女性からの嫌がらせが多いです。まぁAさんと愛の性格の悪さにビビって辞める人が多いですけどねぇ」

やっぱり女ってこわいですねぇ

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