不規則な日常を____【iris】

25*　お呼び出し。　【赤】ﾘｸ* ページ29

高3、最後の文化祭で、

軽音楽部6人で締めの演奏を頼まれた。

昼休み等を使い、思い出話に花を咲かせつつ練習中。

と そこから何故か恋バナに話題が転がり、皆で恋バナ中です。


「うわあ、もうやめろや〜‼」

「えぇ？もしかしてアニキ、、照れちゃってます、⁉」

「うっさいほとけ、‼しばくぞ‼」


部長にそそのかされ、気になっている子の名前を言ったメンバーがこの調子。


「ww、りうらは？」


この流れ俺も言わなきゃなのかなぁ、、なんて思いつつ部長に目を向けると

目があった部長が俺に尋ねた。


「もちろん俺だよなぁ、りうらｧ、、」


ぐ、と詰め寄りあごクイしてきた部長に


『ごめんないくん今そういう気分じゃない。』


なんて振ってみれば端っこで小さくなって

「りうらが構ってくれないｸﾞｽﾝｸﾞｽﾝ」

なんてやるものだから、面白くて仕方がない。


「はぁあ、どうせりうちゃんはAなんでしょ知っとる知っとる、」


と言ってやったぜ、という雰囲気を醸し出して
何故か呆れ気味に暴露したメンバー。


『は、？おま、はつうさぎてめぇえ！』

「中学校の時から僕らにフォローしてもらってたじゃ〜んw」


次々に俺の恋愛事情を暴露していくいむしょー


「恋愛も補助りうらですか？wあれれれれれww」


俺とほとけっちとしょにだは中学からの友達で、色々手伝ってもらってた事もあった。


「Aってあれか、俺のクラスの子やろ」

『あれ、まろおんなじクラスだっけ、うわ。』


んふーっと煽り顔で見てくる彼に腹が立って仕方がない


「りうら告らないん？」


一番聞かれたくなかった事。

アニキが聞いてくるなんて衝撃で、しーんとなった音楽室。

『振られたら怖いし、、』

「せや、文化祭の帰りに告ればええやん！」

『ねえ話聞いてた〜！？』

「んw決定〜‼じゃあ俺時間合わせるように調節しま〜すw」

『ぉ、俺！？って話進めんな‼』




。＿＿＿＿＿ 。



風に揺れる日めくりカレンダーを睨みつける

なんやかんやで当日になってしまった


楽器を持ちステージに移動する

同時に湧き上がる歓声


流行りの曲を演奏して

ボーカル担当が歌ってラップして

卒業DVDにこの演奏が入ると聞かされた部長が張り切ってて

いいな、このメンバー。なんて思ってみたり


アンコールに応え、演奏が終わり



「ラスト、。生徒のお呼び出しです。」



センターに立つ部長の声に体育館がざわめいた








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次話に回しますっ

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