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お仕事 ページ26

「それよりさ、シンタロー達は…?」
「もう帰ったぞ」
「マジですか…」
お見送りしたかったなぁ…
そこで、やっと許してもらったカノが口を開いた。
「あ、そうだー」
「どしたの?カノー…」
「セトから伝言だよーえっと…『8時に花屋に来て欲しいっす!』だって」
「え?なんで?」
「なんか、『大変な事になってるから、早めに来て欲しいっす!』だって」
「ふーん…今何時?」
「えっと8時だぞ?」
「え…?」
は、8時?

現在時刻 8:2

「うわー!!私どんだけ寝てたのよ!!」
「遅刻だよー?」←
「い、行ってきまーす!!」

急いで外を出ると冷たい雫が私を濡らした。

「げっ!!雨降ってる!」

来た道を戻り、ドアを開けてガッと荒々しく傘を取る。

「傘かりてくよー!!」

まずい!
飛べないじゃん!!
傘差しながら行ったら壊れちゃうよ…。

「こうなったら、走ってくしかないよね…」

上からも下からも雫が降るが、気にしない。
携帯なんて持って無いからセトに連絡も取れない。
濡れるの覚悟かっ…!



そのせいだろう。
落としたのに気がつかなかったのは。
あぁ、なんでだろう。
大切な物だったのに。




入り口の前でセトは私を待っててくれたようだ。
ついた時は息も上がり、肩で息をしていた。

「はぁ…はぁ、遅くなってごめんね…」
「うわ!凛音さん濡れてるじゃないっすか!そんな急いで来なくてもよかったすのに…」
「いやー…急用かなーって思って」
「とりあえず、風邪引かないうちに着替えるっすよ」
「着替えなんて持ってきてないよ?」

セトは私にタオルを渡してくれた。
そのタオルでゴシゴシと頭を拭きながら私は答えた。

「凛音ちゃーん!」

その声は聞き覚えのあるものだった。

「はぁ!?キサラギ!?なんでここにいんの!!」
「私たちも手伝いに来たんだよ!!」

『こ、コノハ!!それは違うよ!!」
『ご、ごめん…」
『ご主人!!つなぎさんの仕事増やしてどうするんですか!!』
『はぁ!?そんな事言ったってしゃーないだろ!!』

店の中から皆んなの声が聞こえた。

「皆んな来てたのかー。私、ちょうどお見送り前にやっておきたい事があったんだよね(黒笑」
「な、なんか怖いっす…」
「やだなぁ、そんな事ないよ(黒笑」
「…と、とりあえず、キサラギさんが予備の服持って来てくれてるっていうんで借りてきたらどうっすか?」
「え?そうなの?キサラギーかりていいー?」
「いいよー!それならとりあえず店の中に入りなよー!!」

なんで!?→←ごめんね



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甘乃レッド@アニメ愛しています(プロフ) - 闇音レンリさん» ありがとうございます!がんばりますっ! (2016年4月23日 9時) (レス) id: 30b0a4d1aa (このIDを非表示/違反報告)
闇音レンリ - がんばれ〜 (2016年4月22日 18時) (レス) id: 95664afb43 (このIDを非表示/違反報告)
麻莉 - 月夜さん» コメ遅くなりましたね…すみません!!面白いです!頑張ってくださいっ!! (2015年11月8日 10時) (レス) id: a3d5c5d5ce (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 麻莉さん» こちらこそいつもありがとうございます!!時々コメしてもうととてもこちらも嬉しいです♪ (2015年10月18日 22時) (レス) id: 3f11dc1e0e (このIDを非表示/違反報告)
麻莉 - 月夜さん» いえいえ!!上から目線なんてそんな!大丈夫ですよ!年も違いますし…返信嬉しいです! (2015年10月18日 22時) (レス) id: a3d5c5d5ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴの | 作者ホームページ:http://http://commu.nosv.org/bbs/airon3021  
作成日時:2015年8月19日 0時

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