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LETSお泊まり会!11秘密の時間 ページ19

俺が戻ると既に皆んなスースー…と寝息を立てていた。起こさないように静かに布団に入って眠ろうとするとトントンと肩を叩かれた。
「ん?カノか…」
「なんかあった?」
いやー…と言葉を濁す。
言っていいものなのかどうなのか。
「どうしたの?」
「…実はな…」
隠しててもしょうがない、と話す事にする。
「凛音…泣いた後があったんだよ…」
えっ、と驚く。
そりゃそうだよな…。自分がやったんだから。
「凛音ちゃん…傷つけた…?」
「…」
どう言葉を掛けていいものか…。
「や!でも、ほら!別の事で泣いた可能性だってあるだろ?まだ分かんないじゃないか!」
「でもさ…仮に僕が傷つけたとしたら…」
シュンと落ち込むカノ。でもその時は決まってるだろ?カノだってわかってる筈だ。
「その時は謝れ。凛音だって分かってくれる筈だ」
「うん…そうだよね…」
何かを決意したように顔を上げた。

「(キィ」
「「__!?」」

突然扉が開いた。そこから出てきたのは、

「キド!?」

女の子用のパジャマに身を包んだキドだった。

「ほっ…良かった…まだ起きてたか…」
「どうしたの?こんな時間に?」
「いや…ちょっとな…」

少し良いか?と俺の隣にキドが腰を下ろす。

「実はな…凛音…泣いてたんだよ…」
「「__!?」」

はぁ…とため息をつくキド。
今話してた事を言われてドキッとしてしまう。
キドも知ってたのか…。

「…泣いてる時にさ…聞いたこともない奴の名前が出てきて…」
「聞いたこともない奴?」
「それが麗音っていう名前の奴らしくて…」

一通り説明を終えるとキドはまた大きく溜息をした。

「ふぅん…そんな事が…」
「俺たちが泣かせてしまったのかな…と心配になってな…」

そうか…。
でも、流石に『カノが凛音を押し倒しました』なんて言ったらアッパークローを喰らうだけで済まないだろう。

「誰だろうな…麗音って…会いたいって事は大切な人なんだろうか…」
「…もしかしてだけど…本当にもしかしてだけど…恋人だった?」
「_!?」
俺はドキッとした。
そんな大切な人がいるのにカノにあんな事されるなんてとんでもない事だ。
やっぱり俺たちなんだろうか…?

「とりあえず今日は寝るか…この話は明日…凛音にやっぱり直接あやまろう…!」
「やっぱりそれが一番だろ。今日は遅いし寝るか」
「うん、もう三時過ぎてるしねw」
「もうそんな時間なのか!?」
「流石に眠いから寝るねーおやすみー」
「おやすみ」

そう言うとキドは出て行った。

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甘乃レッド@アニメ愛しています(プロフ) - 闇音レンリさん» ありがとうございます!がんばりますっ! (2016年4月23日 9時) (レス) id: 30b0a4d1aa (このIDを非表示/違反報告)
闇音レンリ - がんばれ〜 (2016年4月22日 18時) (レス) id: 95664afb43 (このIDを非表示/違反報告)
麻莉 - 月夜さん» コメ遅くなりましたね…すみません!!面白いです!頑張ってくださいっ!! (2015年11月8日 10時) (レス) id: a3d5c5d5ce (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 麻莉さん» こちらこそいつもありがとうございます!!時々コメしてもうととてもこちらも嬉しいです♪ (2015年10月18日 22時) (レス) id: 3f11dc1e0e (このIDを非表示/違反報告)
麻莉 - 月夜さん» いえいえ!!上から目線なんてそんな!大丈夫ですよ!年も違いますし…返信嬉しいです! (2015年10月18日 22時) (レス) id: a3d5c5d5ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴの | 作者ホームページ:http://http://commu.nosv.org/bbs/airon3021  
作成日時:2015年8月19日 0時

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