ねぇ、お願い。【文スト】

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『高橋くん、ゆっくーり、休んでね。

そうだなぁ＿＿＿＿＿

三ヶ月の休暇。

それでどうかな。』



高橋くんは火葬された。


だが、火葬されていてもボクは蘇らせることができる。

宝石くんも、組合の人たちも。


自分の組＿＿＿＿”夜桜“組も。

みんなボクの異能力で蘇らせた。



ただ一人除き。

織田作之助だ。



ジイドと戦い相討ちになり死んだ男。

だった気がする。



理由はただ一つ。

四年も経っているから。


四年も眠っていて、今さら起こすのは可哀想。

本人に頼まれた訳じゃないし。


けど、夜桜の人は違う。

みんなそれぞれ、目標を持っているのだ。

そして、その夢を叶えるまで組を抜けてはいけない。


高橋くんの目標は、

【ポートマフィアを越える】だ。


まだ越えられていない。

なんなら、高橋くんはポートマフィアに殺られた。


死に方をみると、龍だ。

羅生門で貫かれたのだろう。


そんなことをぼーっと考えながら、夜道を歩く。


ﾀｯ,ﾀｯ,


後ろからの足音。

着々と、近づいている。



？「夜道を一人で歩くなんて、死にたいのですか」

『...そういうわけではないですよ』

？「太宰君の家を教えなさい」

『わからない...

今日限りで、縁を切ったから』

？「私のこと知ってますよね。

なんなら、家まで知ってるはずですよ」

『条野さん。

兄はそんな簡単に捕まりません』

条野「じゃあここであなたを誘拐すれば来ますかね？」

『来ませんよ。

兄はボクに興味はないのだから。』

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