転生先が怖すぎる。【文スト】

正体、過去。 ページ30

貴方side


太宰「なんで君は、織田作のことまで」

『話しても、いいかな...。


俺、元々この世界の人間じゃない』


トリップしたこと、死ぬ前のこと。

全部話した。



驚いていたが、今まで通り話してくれるとのこと。

どこか安心した。



ナオミ「うわーん、子供を助けて死ぬなんて！！」

『まぁ、お陰でみんなと会えたし...ラッキー、かな？』

太宰「それにしても、出来すぎてるね」

『あれだろ、死者が蘇ったことだろ？


まぁ、今は気にしなくていいんじゃないかな。

調べなきゃいけなくなったら、俺が調べるよ』

乱歩「本当に隠し事の好きな子だね君は。」

ナオミ「あ、戻ってきた...」


国木田「また時間が遅れてしまった」

『理想ばっかり気にしてると、痛い目見るよー』

国木田「お前も俺の理想を壊す要因だがな」

『はぁ、ダメだこりゃ。』



あ、あれ話してなかったね。



実は、一ヶ月間、この世界で起きた出来事を全て調べた。

龍頭戦争、ミミック、組合、死の家の鼠、猟犬。



かなり骨の折れる作業だが、楽しかった。



『俺まで平和ボケしそうだな...』


そんな呟きは、騒がしい探偵社では他人の耳に入ることはなく落ちた。

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