転生先が怖すぎる。【文スト】

事務作業。 ページ18

貴方side


谷崎「うーん...」

『ん、パスワード？』

谷崎「ハッキングしようとしてたんだけど

嵌められちゃって」

『天才ハッカーのA君にお任せあれっ！

すぐ抜けられるよ』

ｶﾀｶﾀｶﾀｯｶﾀｯ

谷崎「本当だ！！すごいね、君！」

『だろ？』

谷崎「ハッカーってことは君、」

『機械系は得意だぞ〜』


桜木「さすがぁ♡」

乱歩「ねぇ、君、なんで身体中に包帯巻いてるの？」

『怪我してるから〜』

乱歩「ふぅん、太宰みたいだね」

『うっわー、彼奴と同類とか反吐が出る』

太宰「一寸！？」




ナオミ「Aさーん！」

『はーい？』

ナオミ「Aさんおいくつでして？」

『俺ねー...15★』


「「「ええっ！？」」」

『見えないでしょー？』

与謝野「18行ってると思ってたよ」

『え、俺老けてる？』

与謝野「そういう意味じゃない。

身長が高いから」

『そーか？』


『国木田くーん、太宰サボってるよー』


国木田「太宰ィィィィィ！！！！」



あれから１ヶ月

何事もなく進んだ


まさか、ね？



鼠が動くなんて。

誰も思っていないだろう。



知ってるのは、俺だけ？



皆が、平和ボケしてる



いつからそんな



“平凡”な世界になった？





『もしもし？』

条野[鼠に気をつけて]

『ほーい』

条野[大丈夫？]

『鼠の情報収集中。

五徹目だし、まだ行けるよ』

条野[早めに、休んでくださいね]




ていうかさ。



『転生先怖すぎね？』


今更だけど。



毎日人が殺されるこの街と。



暴力の多かった、昔



選ぶなら、前者だ





『......』

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