私の気持ちは分からない1《両面宿儺》 ページ22
くろわさんリクエスト1つ目です!ありがとうございます!
※お付き合い済み!
※少し歳離れてる設定!
それではどうぞ!
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『……はぁ』
もう何度目か分からない溜息をつく。
どうしてここまで溜息をつくのか、それは最近何もかも上手くいかないからだ。
任務に行けば上手く術式を使えずに呪いに怪我させられたり、報告書を書けば全く意味のわからないことを書いて時間を無駄にしてしまったり、上層部からは理不尽に怒られるし……
最近は何もかも上手くいかない自分にイライラさえしてきた。
思えばちゃんとした休みを取ったのはいつだっただろうか……ほんの1か月前かな?
____既に私の身体は悲鳴をあげる寸前だ。
この時期は特に呪いが急増するから忙しくってそんなこと考えたこともなかった。
『……調子悪いなぁ…』
そう言いながらスマホをポケットから出すと宿儺さんから一通のメールが届いていた。
《何処をほっつき歩いてる…さっさと帰って来い》とのメールだった。
『こっちだって好きでほっつき歩く訳ないじゃん……』
あまりにもイライラしていたのか、普段はそんなこと口に出さないのに気づけば口から出ていた言葉。
アパートの階段を上がり、玄関を開ける。
『…ただいま戻りました』
「遅い。何をしていた」
玄関のドアを開けた途端、壁に肘を着いて待っていた宿儺さん。
その顔はかなり不機嫌そうだった。
『別に何だっていいじゃないですか…』
そう言って宿儺さんの隣を通り過ぎる。しかし腕を宿儺さんに掴まれて立ち止まった。
『……離してください』
ギロっと宿儺さんを睨んで、自分とは思えないほどの低い声が出る。
「…なんだその目は。すこぶる気に入らんな」
『…離してって言ってるでしょ…っ』
「貴様、さっきから何をそんなに怒っている?」
『貴方には関係ないです…っ』
「関係ないことなどない。何があっ『離してって言ってるでしょっ!』
掴まれていないもう片方の手で腕を掴んでいる宿儺さんの手を振り払う。
さっきよりも目に力が入って宿儺さんをより睨み続けた。
「……貴様。この俺が直々に出迎えてやったというのに。俺の手を払うか」
宿儺さんは私を見下す。
『今日はもう話しかけないで…っ!』
私の気持ちは分からない2《両面宿儺》→←階段から落ちそうになったら…?2《反応集です!》
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アメ玉(プロフ) - すーさん» すーさん!初めまして!お返事遅くなってしまって申し訳ないです!!リクエストありがとうございます!!了解致しました!少しお時間いただきますね!! (2020年12月20日 1時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - まかろにぱにーにさん» 初めまして!えぇぇそんな…神だなんて恐れ多いです……!ヾ(・ω・`;))ノ三ヾ((;´・ω・)ノあわあわ でも喜んで頂けたならすごく嬉しいです!暖かいコメントありがとうございます!! (2020年12月20日 0時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
まかろにぱにーに - え?待って?ナナミンイケメンすぎひん?神作品だ……。アメ玉さん(様)100年生まれてこなかった逸材では!? 神です。マジで。アメ玉様神アメ玉様神アメ玉様神アメ玉様神 (2020年12月19日 23時) (レス) id: b2ccf5b6d7 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ちゃんみおさん» わあああちゃんみおさん!!(泣)引き続きリクエストありがとうございます!!了解致しました!少しお時間いただきますね!! (2020年12月13日 21時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ぬたうなぎさん» やっぱりそうですよねぇ……スイーツは語彙力の宝庫ですね!(。・`ω・´)キラン☆←何言ってるか分からない (2020年12月13日 21時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月25日 0時