ほ の ぼ の 廻 戦 ３【呪術廻戦】《短編集》

僕が愛してるのは１《五条悟》 ページ47

ちゃんみおさんリクエストです！ありがとうございます！

※安定の同期設定
※勿論お付き合い済み！
※2人で大喧嘩します…

それではどうぞ！
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『悟〜お風呂空いたよ〜』


ガチャりと脱衣所のドアを開けて悟を呼ぶ。


ソファーを背もたれにして床に座ってスマホを触っていた悟は机の上にスマホを置くとこっちに歩いてきた。


そのまますれ違いざまに私の頭をポンポンと2回優しく叩いてから彼は脱衣所へ姿を消した。


頭をドライヤーで乾かしながらリビングのソファーに座りテレビを見ていると視界の片隅でふと悟の携帯に通知が来て画面が点灯する。



そこに思わず視線を向けてしまったのが、事の始まりだった。



『…は？』


その内容を見て魚の骨が喉に詰まったような声が出た。


《ねぇ》

《いつ会うの》

《早く予定決めようよ》


と匂わせにも程がある3件のメッセージ。



しかも女性らしい名前を見ると胸がギュウッと締め付けられると同時に体の底からフツフツと怒りが湧いてきた。



どうりで最近帰りが少し遅いと思ったわけだ。





きっとこの女と会ってたんだ。絶対に。





勢い良く悟の携帯を取ってお風呂場のドアをバンッ！と開ける。





「ふ〜んふふ〜ん…ってA？どしたのそんなに
怒って『何これ』…え？」




差し出した携帯の画面を暫く見つめた後、彼はあぁ〜っと勝手に1人で納得した声を上げた。




納得してないでまずは私に説明してよ。




『誰なのこの女』




キッと睨みつけるように言っても彼はひとつも表情を変えなかった。




「あーこれ？僕の『僕の？へー、私の他にも女の子居たんだ。じゃあ私は遊ばれてたってこと？』……は？誰もそんなこと言ってないじゃん。てか人の話は遮らない方がいいよ？」



『最近帰りが遅かったのもそういう事なんでしょ…』


「は？違うから。てか俺にも弁解させろよ」


と昔の口調に戻ってることなんかよりも、怒りが先に勝ってしまった。



『はぁ？弁解させて欲しい？ここに来て言い訳すんの？』


「だから、それにはちゃんとした理由が『もういい。出てくから』…は？っておい！」




いいよ。言い訳なんか聞きたくない。




遊ばれてたんだ私。それに私も馬鹿みたいに必死になって……




もう一度バンッ！と音が鳴るほどお風呂場のドアを閉めると、上着と財布、自分の携帯を持って勢い良く家を出た。

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