ほ の ぼ の 廻 戦 ３【呪術廻戦】《短編集》

甘い匂いに誘われて２《狗巻棘》 ページ46

「……高菜」



段々とチョコが溶け始めてきて部屋中にいい匂いが漂って来たところで匂いにつられてきた棘が私の隣に立った。





『タルト！クレープ！』(いい匂いするでしょ。もう少し待っててね)



そう言えば嬉しそうにまたリビングに戻って行った棘。





チョコがいい感じに溶けてきたので火を止めてボウルをリビングに持って行く。



『エクレア！』(お待たせ！)




机の上にボウルを置いて棘と向かい合わせで座った。


目の前の棘はもうバナナやらパンやらを刺したフォークを2本持っていた。





どうやら余っ程楽しみだったみたいで、そんな棘を見ていたら




『…フフっ』




久しぶりにスイーツ以外の純粋な笑いが込み上げた。






私もフォークを手に取ってイチゴやらマシュマロをぷすぷすと刺して一旦それをお皿の上に置いた。






その後湯煎したチョコを一気に機械の一番下の受け皿部分に流し込む。







スイッチを入れるとチョコレートが頂上から流れ出してきて、あっという間にチョコレートファウンテンが出来上がった。




「おかか！おかか！」




と予想通りのリアクションをしてくれた棘を見てまた自然と笑いが込み上げる。




フォークを手に取り、チョコをたっぷりつけて口の中に入れる。






マシュマロの優しい甘い味わいと少しビターなチョコの味が絶妙にマッチしてとても美味しい。





棘も何種類か口に入れては毎度毎度ほっぺが落ちそうな表情をしていて見ていて飽きない。







ほんと、棘のそういう所が好きなんだ。








やっぱり今日2人で出来て良かった。









機械用意してくれた野薔薇ちゃんには感謝しなくっちゃ。









次やる時は1年生も誘ってあげようと思った1日でした。




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はい！！というわけで書き終わりましたが……






羽叶さん、大変大変お待たせしてしまって申し訳ないです……！！






1つ目のお話公開してからもう１日も経ってしまって……ほんとすみませんでした！







いかがだったでしょうか…？お気に召して頂けたら幸いです……！！








またリクエストお待ちしております！！2つもリクエスト下さって本当にありがとうございました！！

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