僕が1番でしょ２《五条悟》 ページ10
＿＿＿＿夜。ようやく帰路に着いた私が足を進めるのは都内のとあるマンション。
ここに私は住んでいる。
鍵を開けて中に入ると、消して行ったはずの電気が付いており、オマケに玄関には私よりもひと回り大きい黒い革靴が無造作に脱ぎ捨てられていた。
こうなったら犯人は1人しかいない。
リビングに通じるドアを開けるとまるで自分の家かのようにソファに座り、悠々とテレビを見ている白髪の長身男性がそこに居た。
「あ、Aおかえり」
顔だけこちらに向けて言われてしまえば自然と『ただいまです』と返してしまう。
そのまま五条さんは胡座をかいてソファの上にある自分の膝をポンポンと2回叩く。
それだけでどうすれば良いか察した私は五条さんの元へ向かう。
腰を下ろせば下腹部辺りにするりと腕が回った。
肩には五条さんの顎が乗せられており、下ろしている髪の毛の毛先が首元に当たってくすぐったい。
そして五条さんはそのまま私の首元に酷く優しく、甘く噛み付いた。
ちゅっ、という小さなリップ音が耳のすぐ近くで響き、与えられる刺激に従って身をよじると五条さんは止めることなく更に続けて来た。
逃げようにも下腹部に回された腕はさっきよりも力が入っていて抜け出すことすら不可能だった。
『…五条っ…さん…』
「ん？なーに？」
『どうしたんですか……？』
「どうしたってねぇ……心当たりない？」
��心当たり��
そう言われれば蘇る今日のお昼の記憶。
『もしかして……見てたんですか』
「さぁ？Aが悠仁と恵の頭撫でてたのなんて見てないけどね〜？」
『しっかり見てるじゃないですか……っぁ』
今まで首元に口付けを落としていたのに、今度は耳に口付けを落とす。
「……僕嫉妬してるの？分かるよね？」
そんな甘い囁きが耳に吹き込まれる。
分かってますよ、貴方が嫉妬深いくらい。
そのまま正面を向かされて「頭撫でて？」なんて言われる。
サラサラの白髪を撫でれば満足そうに微笑んだ後、そのまま唇同士が重なり合う。
そのキスはちょっぴり大人の味がした。
そして同時に、この人を嫉妬させてはいけないと感じた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
はい！！書き終わりました！
心萌さんお待たせしてしまって大変申し訳ないです！
いかがだったでしょうか？またリクエストお待ちしております！
食べ物の恨みは怖いんだぞ１《虎杖悠仁》→←僕が1番でしょ１《五条悟》
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kon - リクエスト書いてくださり、ありがとうございました。漸く読めました。凄い良かったです。やはり五条先生最高ですね。またリクエストさせていただくと思いますがよろしくお願いします。 (2021年1月9日 16時) (
レス) id: 562bce1e3a (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - パンさん» わああ嬉しいです！ありがとうございます！！実は1番考えたセリフなのでそう言って貰えるととても嬉しいです！ありがとうございます！！(●≧∀)ｷｬｯ (2021年1月7日 11時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 伊織さん» 伊織さん！了解致しました！！少しお時間いただきますね！！ (2021年1月7日 11時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
パン - 「へへっ」って。それはイカン、可愛い。可愛いが過ぎる。キュン死するぅ (2021年1月6日 22時) (レス) id: 137cca8dd3 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - あ、二つ目の方のリクエスト、書き忘れてましたが「両片思い」「同期」でお願いします！ (2021年1月6日 20時) (レス) id: 562bce1e3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメ玉 | 作成日時：2020年12月13日 23時
