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少し甘いポッキーゲーム2《伏黒恵》 ページ6

「絶対折るなよ」





『折ったらどうするの…?』





「今日の任務サボってお前虐める」





『じゃあ絶対折らないようにしないと』





「んじゃいくぞ……」





ポリポリと音がなる度、段々短くなっていくそれ。従って私達の距離も段々と近くなる。






そしてポッキーは1度も折れることもないまま無くなり、私達の唇が重なった。





恵はそのまま頬に手を添えて何度も角度を変えるように噛み付くような口付けを落としてくる。





仕上げに唇をペロリと舐めると私から離れた。今の恵の目は完全に獣のような瞳をしている。





「あっま……っ……何顔赤くしてんだよ」






『だって……恥ずかしい……から…っ』








必死に絞り出すように声を出して言えば彼は「ふーん」と言った後、急に耳元に顔を寄せてきて








.







.








「……これよりももっとすげぇことしてるのに?」






『……っ!』






と私の反応を楽しむように言ってきた。






その瞬間、身体の底から熱が湧き上がってくる。









「おい…顔真っ赤じゃねぇか。




悪い、虐めすぎたな。そろそろ任務行ってくる」









そう言って私の頭をポンポンと撫でた後、彼は立ち上がって教室から出ていってしまった。









『……ずるいよっ……馬鹿』





両手で顔を抑えて自分にだけ聞こえるような声で言う。




だけど小さく呟いたはずの言葉は、やけに教室に響いた。

俺だけのモノ《伏黒恵》→←少し甘いポッキーゲーム1《伏黒恵》



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kon - リクエスト書いてくださり、ありがとうございました。漸く読めました。凄い良かったです。やはり五条先生最高ですね。またリクエストさせていただくと思いますがよろしくお願いします。 (2021年1月9日 16時) (レス) id: 562bce1e3a (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - パンさん» わああ嬉しいです!ありがとうございます!!実は1番考えたセリフなのでそう言って貰えるととても嬉しいです!ありがとうございます!!(●≧∀)キャッ (2021年1月7日 11時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 伊織さん» 伊織さん!了解致しました!!少しお時間いただきますね!! (2021年1月7日 11時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
パン - 「へへっ」って。それはイカン、可愛い。可愛いが過ぎる。キュン死するぅ (2021年1月6日 22時) (レス) id: 137cca8dd3 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - あ、二つ目の方のリクエスト、書き忘れてましたが「両片思い」「同期」でお願いします! (2021年1月6日 20時) (レス) id: 562bce1e3a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年12月13日 23時

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