？ ［おそ松さん］

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ネコ「君が素直になれば──、変わるんじゃない？」


『っ！？』



えっ、誰が喋った？

いま僕しかこの家にいないはずなのに、

あれ…、ね、、こ…？



『まさかね…、』



あ、メガネかけてる…、

なんか、特徴的なネコだなぁ…

一松兄さんのネコかなここにいるって事は…



ネコ「なんで、素直になれないの？」


『…なっ…！』


ネコ「素直になるのが怖いから？」


『え…？』


ネコ「なんでずっと嘘をつくの？」


『嘘なんか…、』


ネコ「いつまで隠してるの？」



何言ってるの…？

このネコは…──



『隠してなんてないし…、』


ネコ「いつまで自分に嘘つくの？」


『っ…、やめて…──』



──ﾄﾞｸﾝ…



ネコ「素直になれたら…、」



──ﾄﾞｸﾝ…、



『やめてよ…──』


ネコ「ねぇ、この辛さから…」


──ｶﾞﾗﾗｯ!!


お「A〜！！待ったかぁー！！…」


『っ…！』


ネコ「いつ開放されんの──、」


お「え、エスパーニャンコ…なんで喋ってんの？」


一「誰かのほんとの事を喋ってるんじゃないの、」


エ「また、傷つけて帰ってきた…、」


ト「…え？」


エ「僕のせいでまた…、」


カ「誰のことを言ってるんだ…？」


エ「兄さん達が傷だらけになってく…、」


チョ「…A…、」


『えっ！僕じゃないよ〜？もぉ！また傷増やして〜』


お「、A…」


エ「ごめんね…」


『全く、手当てするの大変なんだからねー？』


エ「痛かったよね…」


『順番にするから傷が多いおそ松兄さんからねー』


お「おい…A…、」


『んん…？どうした〜？』


エ「ほんとに痛かったよね…、」


『もう、次からはやめてよね〜？』


エ「ごめんなさい…」


『見てるこっちが痛いからさー？』


エ「ほんとに…ごめんなさい…、」


お「っ…A！！」


『っ…！ 』


──ﾎﾟﾀ…、


『もう、動かない…の…、』


お「…なんで泣くんだ…？ネコの言ってる事はお前じゃないんだろ？」


『あっはは…ほんとだ…、なんで…だろ…？』


──ﾎﾟﾀ…、

────ﾎﾟﾀ…ﾎﾟﾀ…、


エ「兄さんごめんね…、」


十「っ…、A…」


『ご、ごめん！…すぐ止めるっ…から…、』


カ「…A」


チョ「…泣くなよ…、A」


『な、泣いてるんじゃなくて…ゴミが目に…っ…』


十「なきなよ…──」


──ｷﾞｭ…、


『じゅうし…』


十「ずっと気が済むまで──…」

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