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「この中には25枚のカード、すなわち今残っている諸君の受験番号が入っている」
そう言われ、ボックスのカードをタワーの脱出順に引いていく。私は最後だ。
ボックスの中に残された最後の1枚のカード。
私はそれを引いた。
「6点か、よく考えればなかなかシビアかも」
「どこがだよ、ターゲット見つけてぶんどるだけだろ？」
「そのターゲットをみつけるのに情報が少なすぎるってこと。暗殺とは訳が違うじゃない」
暗殺は基本的に下調べを万全にすればヘマをすることはない。だが情報の無い無人島、そこでどうやって見つけるか。
……慣れない環境ではあまり体力を使いたくないため、3人を相手にするのは考えたくは無い。
「……にしてもゴンが44ね」
「ほんとクジ運悪いよな」
「やっぱり？」
悪いどころでは無い、ヒソカはゴンに興味持ってるし……考えただけで身震いする。
「いい、ゴン無理はしちゃダメよ。あれは変態、リピートアフターミー？」
「露骨に嫌ってんな」
「あ、Aはヒソカの弟子なんだっけ？」
「ちょ、ゴンそれはっ……」
肩を爪で刺すほど握られる。
「……へーえ？俺何も聞いてないけど？」
「あの……キルアさん？これには深い訳が……」
後ろを見て弁明しようと思ったがもう遅い。
「なんっっで何も言わねぇんだこのバカ女！！！！！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「……で？兄貴経由で修行を付けてもらったと？」
「その通りでございます……」
「ﾁｯ、アイツ兄貴と繋がってんのかよ」
イラついたキルアさんに説教された私は、正座で足が痺れて暫く立てなかった。
そしてゼビル島に着き、これもまたタワーの脱出順に船を降りていった。
「A、そろそろだが……立てるか？」
「待ってクラピカ……私の足付いてる？」
「は？何言ってんの、ここにあるじゃん」
折角クラピカに支えて貰って立膝までいったのに、キルアに足を踏まれて電撃が走る。
「ぐぅぉあっ……あし、足が……」
「なんか今獣いたぞ獣」
「レオリオ、お前またAに怒られたくなければ暫く黙れ」
クラピカとゴンに支えられてようやく立ち上がることが出来た。
キルアいつか覚えてろ？？
そして次々と船を降りて行った最後、私も漸く地に足踏み入れた。
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あかり - がんばってください！応援しています😊 (4月3日 18時) (
レス) @page20 id: b52e357f04 (このIDを非表示/違反報告)
きょむ(プロフ) - ここまで一気読みしてしまいました！更新楽しみにしています！！ (12月18日 0時) (レス) id: 21c6a3561e (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - とても面白いです！続きが気になります！ (12月13日 19時) (レス) id: 47dba8b665 (このIDを非表示/違反報告)
夜空ゆーたお(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (8月3日 4時) (レス) @page19 id: 9a1d60d013 (このIDを非表示/違反報告)
薄桃桜(プロフ) - aikaさん» そのように読み込んで頂けて作者として嬉しい限りです。これからも不定期更新となりますがよろしくお願い致します。 (7月28日 21時) (レス) id: 61cf533ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄桃桜 | 作成日時：2022年11月23日 9時
