検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:8,818 hit

8枚 ページ9

『じ、じゃあ私はこれで。
帰らなければ命が危ないので』

「また命の危険!?どんな生活してんの!?」



食べた分は自分で出そうと思ったが、2人は断固として受け取らなかったのでそのままご馳走になった。

『いや、ほんとありがとうございました。
私今なら全国のイケメンファンに殺されても良い
です。』

「何も良くないよ?」

「バカ言ってないでお前は女子らしさを身につけろ」

『わかったよママン』

「あ゛?」

『ごめんなさい』

そんな私たちの会話を笑って見てたから及川さんの横腹どついてやったぜ!
(殺されるかもとビビってた私は何処へ)



「あ、そーだ!Aちゃん!」

及川さんは右手をニコニコしながら差し出してきた。





何だこの手は?




ハイタッチ?




だから上から手を振り下ろしてハイタッチした。


『っっい、いたい…』

「そりゃ痛いよ!!!なんで叩くのさ!」

『え、ハイタッチじゃ?』

「だーーっ!!!携帯だよ携帯!!せっかくだから
連絡先交換しようよ!!嫌なの!?泣くよ!!」

「落ち着け馬鹿川」




携帯…連絡先?





『あー…えと、その…私携帯持ってないです』





「え」

「は」


まじか、みたいな顔で見てくるんだけど。



「い、今どきの高校生が携帯持ってない!?
……Aちゃんもしかしてすんごい貧乏?」

「この阿呆が!!そんな事聞くヤツがあるかボケ!
A悪かったな無神経な奴で」

『あ、別に大丈夫ですよ。ただちょっと鼻に
タバスコ突っ込んでもいいですか?』

「全然大丈夫じゃないよね!?」

「おう、いいぞ」

「岩ちゃん!?!?」

『そんなマジにしないでくださいよー!ちょっと興味
はあったけど…』

「後半が本音かな??」


『うーん、じゃあ携帯買ったら交換しましょうね
買った時青城に突撃するんで』

「突撃って…wうん、じゃー約束ね」

「わかった」


『ほんだら、バイバイの助ーーー!!』

「す、すけ?」

「前見ろ転ぶぞ!!」

『はーいママン!!』

「おいっ!!」




別れるまで騒がしい奴らでごめんなさい。

作者から→←7枚



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆん(プロフ) - めちゃくちゃおもしろかったです🎵続きが気になります! (2022年4月8日 9時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:薄桃桜 | 作成日時:2021年1月17日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。