解けない愛と毒9 ページ5
二人が出会った日から、毎日二人は楽しく遊び、仲を深めていた
見た目による周囲からの偏見で自分の家でも、家族の前でも笑わなかった紅丸だが、愛里と出会ってから人が変わった様に、笑顔が増えていた
紅丸「父さん、母さん!今日はね、二人で花かんむり作ったんだよ!」
「そうか、その子と遊ぶのがよっぽど楽しいんだな。」
「紅丸に笑顔が戻って良かった。その女の子には今度お礼しなくちゃ。」
両親も紅丸の変化に胸を撫で下ろし、安心している様だが、その女の子が何者なのか気になっていた
しかし、あまりに追求しすぎるあまり、紅丸が遊ぶのを辞めてしまうかもしれない
「まあ、良い子に違いないから…大丈夫ね。」
「心配しすぎ無いのも大事だからな。」
二人は、愛おしそうに花かんむりを見つめる紅丸を静かに見守るのだった
一方のAも新しい友人のことを家族や白刃に嬉しそうに話しており、中々話が終わらないでいた
朝乃「良かったわね、新しいお友達が出来て。」
『うん!凄い優しい子でね、今度は信にも紹介しようと思うの。』
嬉しそうなAとは打って変わり、愛しの妹に出来た男友達に敵意が剥き出しの竜の姿もある
竜「何処の馬の骨だ…俺のAに手を出すなんて!」
白刃「帰って来て早々荒々しい言葉を吐きますね。」
『お兄ちゃん、うるさい!』
竜「そ、そんなぁ…A〜!」
何方も、明日が来るのを楽しみにして眠りに着くのが日課となっていた
月日の流れと共に、思い出が増えていく中、二年が経った時、紅丸に辛い出来事が起きてしまうなど、この時の二人は知る由もなかっただろう
その日もいつもの様に二人で遊んでおり、紅丸の家に行く事になっていた為、山道を二人で談笑しながら歩いていた
すると、もう少しで集落という所で大きな音が山の中に響き、二人は体をビクつかせる
『今の音…なんか変な音じゃなかった?』
紅丸「急ごう!集落の方から聞こえたから!」
駆け足で集落に入ると、音のした方へ走るが、紅丸は胸が騒つくばかり
何故なら、向かう先は自身の家がある場所であり、希望を信じて、辺りを見回すが、どの家を見ても傷一つない
耳の良いAが無我夢中で走り出し、音先を辿ると一つの家の前で止まり、同時に紅丸は絶望を感じた
紅丸「嘘…嫌だ、嫌だぁぁぁ!父さん、母さん!」
『待って、中へ入っては…!』
Aが中へ入る紅丸を止めようとしたが、届かなかった
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B.A.D.寄りの6年ろ組推し - めっちゃ面白いです!続き出してほしいです!どうかお願いします🙇♀️更新よろしくお願いしますー!! (2021年11月15日 23時) (レス) @page35 id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2020年4月23日 2時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - airi01012005さん» 今晩わ、リクエストです!生物委員会全員に幻術を掛け(下級生は弱め竹谷と夢主は超強め)助けに来た5年生と6年生に襲い掛かるお話をお願いします。別件で「忍術学園5年生には木下鉄丸の娘がいます」を書いてますのでもしよければ読んでください。 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます!了解しました! (2020年4月7日 12時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - (続き)起きるにはその妖怪を探しだして倒してからという感じでお願いします。 (2020年4月7日 12時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:airi0101 | 作成日時:2019年11月9日 23時