解けない毒と愛５ ページ1
着替えた五人は、急ぎ忍術学園へと向かい出した
走る中、突然何処からか数人の足音が聞こえ、五人は辺りを見渡す
朝乃「誰か居るわね。」
和豊「…！誰だっ、お前達！」
大きな声で和豊が誰かに怒鳴ると、暗い木々の中に潜んでいた五人の人影が急いで去っていく
四人も異常な雰囲気の人影を睨み付け、追いかける和豊の後を追い、走り出した
暗い木々により、姿は見えぬ人影だったが、その正体は紺色の衣服を纏い、六年生と変わらぬ体格を持っていた
そう、紅丸によって捕らえられた末に、猛毒によって操られた五年生なのだ
暗い森に紅い目を光らせ、向かう先は彼らが普段過ごす場所である忍術学園である
礼美「…あのもの達、何処へ向かっているのじゃ…」
弘昌「我々に気付きながら、攻撃もしてこないとは可笑しい。」
白刃「あの五人から、微かに毒の匂いと三人の気配が感じられます。確実に何か関わっているに違いありません！」
気配と匂いを感じ取る力が強い白刃が、目に怒りを込めながら弘昌に告げる
一瞬、細い眉を顰めると刀を抜こうとしている四人を止めるかのように手をかざした
弘昌「まだ攻撃はするな。何かしらの行動を起こすまで、待機しろ。」
その頃の紅丸は、プレゼントを貰った子供のように鼻歌を歌いながら、三人は其々持ち上げると、透明な壺に入れていく
中に入れられた竜と英資は、壺の底に力なく寝転ぶ
最後のAは、二人とは打って変わって紅丸が態々中へ入り、優しく壺の底に寝かせた
紅丸「これで、ずっと一緒だね。愛してるよ、A。」
優しくおでこに口付けると、ヒョイっと身軽に壺から出た紅丸は慎重に蓋を閉じた
壺の中に封印された、鶯家の美しい三兄弟は白い肌の色も変えることなく、声を出すかもなく、静かに眠っていた
まるで、絵のような三人の中の一人の少女を愛おしそうに見つめる美少年は微笑むだけだった
紅丸「おやすみ。」
外では、山を降りた五年生と鶯家の姿があった
雲を操り、空中に移動した五人は髪を靡かせながら、上空で五年生の行き先を予測している
和豊「あの五人、忍術学園の生徒のなのか。」
白刃「だとすると、行き先は一つしかありませんね。」
紅丸「あの五人で、忍術学園を滅ぼせ。」
恐ろしい計画は、一刻と進んでいる
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B.A.D.寄りの6年ろ組推し - めっちゃ面白いです！続き出してほしいです！どうかお願いします🙇♀️更新よろしくお願いしますー!! (2021年11月15日 23時) (
レス) @page35 id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2020年4月23日 2時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - airi01012005さん» 今晩わ、リクエストです！生物委員会全員に幻術を掛け(下級生は弱め竹谷と夢主は超強め)助けに来た５年生と６年生に襲い掛かるお話をお願いします。別件で「忍術学園５年生には木下鉄丸の娘がいます」を書いてますのでもしよければ読んでください。 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2020年4月7日 12時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - (続き)起きるにはその妖怪を探しだして倒してからという感じでお願いします。 (2020年4月7日 12時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：airi0101 | 作成日時：2019年11月9日 23時
