解けない愛と毒６ ページ2
五年生の後を追う、雲に紛れて空中を移動する五人は、水晶の様な美しい瞳を光らせながら、刀に手をかける
必死に追う中、突如五年生が煙の様にスッと姿を消した
目を見開く五人が辺りを探すも、人通りが少ない町中の何処にも見当たらない
弘昌「速さを上げる。忍術学園へ急ぐぞ！」
和豊「まずい、忍術学園へ五年生が到着しています！」
白い指先が指した先には、狼の様な瞳の五年生が門を破り、一斉に中へ入る姿がある
息を飲んだ五人は速さを上げ、一目散に向かい出した
その時の忍術学園には、愛里と五年生以外の生徒と先生が在席している
五年生の襲来に気づかず、過ごしていた中、門が破壊された
破裂する様な音に気づいた六年生が音の先へ向かうと、目の前の光景に冷や汗がつどる
中在家「お前達…⁈」
食満「何をしてるんだ、五年生！」
竹谷「破壊。する。」
尾浜「首。とる。」
俯きがちな顔が上がり、現れたのは真紅の瞳
まるで血が粉砕したかの様な、恐ろしい光の無い赤が、六人の姿を捉える
固まっていた六年生は状況を理解すると武器を取り出す
一歩、足を踏み出すと両者が体を一斉に動かした
穏やかな忍術学園には似合わない武器がぶつかり合う音
武器との間に火花が生まれ、戦いの激しさを表している
七松「何のつもりだ！」
鉢屋「毒。体に飲ませる。」
立花「らちが明かないな。毒の前に、お前達に膝を付かせる。」
久々知「彼の方。命令。」
言葉も途切れながらの喋り方に、精神まで何かに侵されているに違いない
六年生の拳に力が入り、実力の差を五年生へと拳で見せつける
ゆらりと真紅の瞳を揺らしながらも、毒の付着する苦無を振り下ろそうとしていた
善法寺「止めるんだ！こんなことっ…」
礼美「全く、だから他人の作った毒は嫌いじゃ。」
朝乃「そうね、私達の毒と比べ、美しさが無いわ。」
苦無を握る手のひらに五年生の瞳と同じ、真紅が飛び散った
膝をつき、痛みを耐えようとする五人の後ろに現れたのは、刀の刃先に血を付けた鶯家
六年生が五年生を押しているのを見て、最後のとどめを刺しに来たのだ
白刃「恐ろしい思いをさせました。申し訳ありません。」
潮江「そんな、謝らないでください。忍者たるもの、急な戦いは日常茶飯事です。」
食満「けれども、皆さんがお揃いと言うのは、其方も何かありましたか？」
弘昌「ああ。繋がりがあるのでな…」
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B.A.D.寄りの6年ろ組推し - めっちゃ面白いです！続き出してほしいです！どうかお願いします🙇♀️更新よろしくお願いしますー!! (2021年11月15日 23時) (
レス) @page35 id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2020年4月23日 2時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - airi01012005さん» 今晩わ、リクエストです！生物委員会全員に幻術を掛け(下級生は弱め竹谷と夢主は超強め)助けに来た５年生と６年生に襲い掛かるお話をお願いします。別件で「忍術学園５年生には木下鉄丸の娘がいます」を書いてますのでもしよければ読んでください。 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2020年4月7日 12時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - (続き)起きるにはその妖怪を探しだして倒してからという感じでお願いします。 (2020年4月7日 12時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：airi0101 | 作成日時：2019年11月9日 23時
