解けない愛と毒７ ページ3
此方を今にも殺しそうな目をした五年生は、手から垂れる己の血を押さえつけながら、その場を去る
六年生が追いかけようと走り出したが、和豊に止められてしまった
和豊「君達だけでは危険だ。落ち着いて、聞いてほしい事がある。」
弘昌「童達を操る者と我々の問題に関わる人物は同じだ。」
善法寺「問題とは？」
白刃「A様方が、連れ去られました。」
口から出された、信じられない言葉に六年生の目が大きく見開かれる
三人の強さであれば、当然のごとく誰でも倒す事が出来るはずが、その当然を遥かに上回る事が起きてしまったのだ
先程の事もあり、六年生の頭は混乱の渦で溢れている
朝乃「心が落ち着いてないのに、話してごめんなさいね。けれども、如何しても貴方達に教えなくてはならない事だったの。」
礼美「猛毒を作る天才である、この一連の主犯の童にAは…怯えている。」
七松「Aが怯えるなんて、それ程の事が過去にあったということ、」
Aが怯える人物、心当たりが六年生には全く無い
しかし、一度だけAの様子が人が変わったかの様に酷く動転していた時があった
中在家「少し前に…こんな事が…」
白刃「その事、詳しく、お聞かせください。」
"
(「そういえば今日、凄いカッコいい赤髪の男の子見かけたんだよ！」)
くノ一の話が食堂に響く
多くのくノ一がどんな感じ？などと興味津々に話の中心の少女に質問を続けていた
その様子を渋い顔で見つめる六年生、五人
(潮江「カッコいいって…本当にはしゃぐ程の男なのか？なあ、A…おい、大丈夫か⁈」)
女子の話に耳を聞き入れていた為、気付かなかったが、Aが動転した様子で持っていた箸に落とし、目には涙が浮かんでいる
(『嫌っ…嫌だ…嫌だ嫌だ！』)
仲間の声も聞かず、一心不乱の状態のAは口を閉じると、そのまま、ガクリと床に倒れこんだ
"
中在家「こんな事がありましたが、やはり…関係が…」
和豊「間違いなく関係あるな。時間があるなら、Aの怯える原因となった話を聞いて欲しい。」
その言葉に他の四人も頷いて、六年生を見つめる
何か、取り返しの付かない事にならぬ様に此の事件の事を知るべきだと、六年生は了承した
朝乃「これはね、今から10年前の話、」
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石の上に、赤髪の少年が顔を俯かせながら座っていた
周りの子供達の遊び声が聞こえる度に、顔を歪めている
「遊びたいなぁ…」
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B.A.D.寄りの6年ろ組推し - めっちゃ面白いです！続き出してほしいです！どうかお願いします🙇♀️更新よろしくお願いしますー!! (2021年11月15日 23時) (
レス) @page35 id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2020年4月23日 2時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - airi01012005さん» 今晩わ、リクエストです！生物委員会全員に幻術を掛け(下級生は弱め竹谷と夢主は超強め)助けに来た５年生と６年生に襲い掛かるお話をお願いします。別件で「忍術学園５年生には木下鉄丸の娘がいます」を書いてますのでもしよければ読んでください。 (2020年4月22日 22時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
airi01012005(プロフ) - 唯さん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2020年4月7日 12時) (レス) id: d9e2a8c011 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - (続き)起きるにはその妖怪を探しだして倒してからという感じでお願いします。 (2020年4月7日 12時) (レス) id: 238aca14d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：airi0101 | 作成日時：2019年11月9日 23時
