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浦田side

A『本当にわたるは愛してくれてた?』

う「なんで…そう思った?」

俺が愛していないわけないだろうが

どこからそう思ったんだよ

A『だってわたるが……』









『わたるがほかの女子と楽しそうに喋ってるからだよ!私のどこがダメだった?どこが不満だった?私じゃ満足できなかった?全部直すから!貴方の私にしてよ!教えて!ねぇ!わたる!』

そう言った彼女は泣いていた

嫉妬してて可愛いな、なんて思っちゃったり

泣き顔が美しいな、なんて思っちゃったり

もうこんなこと思ってる俺がお前のものになってるよ

そして俺は、彼女の涙を指で拭いながら言う

う「俺はお前のこと、愛してるよ」

この一言だけでいいんだ

今の彼女が求めているのは誰かからの愛情だ

彼女は一瞬こちらを見開いてからまた泣き始めた

でも、俺にも気になることがある









彼女は俺のこと愛してくれてたの?

う「お前は俺のこと…愛してくれてたの?」

一瞬の間があった

だがすぐに彼女は笑いだした

A『愛してるの決まってるじゃん。なに?もっと愛されたいの?』

彼女は意味深に言った

う「愛されてるなら、それでいい」

よかった

ただの俺達の愛情表現が上手くいかなかっただけだったのか

A『私がもっと愛したいって言ったら?』

う「…え?」

気を抜いたうちだった

彼女はどこから取り出したのか分からないナイフを俺の首にあて、

俺の耳元でそう囁いた

一瞬状況が分からなかったが、もう慣れた

A『このままじゃわたる、またほかの女子と一緒にいるでしょ?それの対策だよ?』

う「どうしてそこまで…」

A『だって、私のわたるだもん』

彼女は言いながらさらに強くナイフを押し当ててきた

A『私のわたるじゃなきゃ意味が無いんだよ』

う「っ…」

A『もうこれ以上辛い思いをしたくないの…わたるにいて欲しいの…どこにも行かないで欲しいの…』

そんなに辛い思いしてたのか

ごめんな。気づけなくて

A『だから』









『死んで?』
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更新1日サボってすいません!

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作者名:さかた丸 | 作成日時:2019年8月1日 0時

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