生きる意味を教えてくれたのはあなた【灰谷蘭】

嫉妬 ページ21

2人が学校に転校してきてからというもの2人大人気！！

最初の３日までは私と留美と2人の4人で休み時間を過ごしてたんだけど今はクラスだけじゃなく他クラスの女子が2人を囲っている。

「2人とも大人気だね！留美！」

「そうだね、まぁ灰谷蘭の方はおまけでしょ」

「ねぇ、留美と蘭ちゃんって仲良いよね」

「どこが！？私アイツ嫌いなの」

「え！なんで！？蘭ちゃんは良いところしかないのに！」

「個人的な恨みがあるの」

「そ､､､そうなんだ」



蘭ちゃんを見ると女子と喋って笑ってる。

女子に囲まれている2人を見てるとなんだか胸の辺りがモヤモヤする､､､

なんか苦しくてグルグル黒い渦が胸の辺りで渦巻いている｡

なんか嫌だな。

学校が一緒だとこういうことも見えてきちゃうんだ。




放課後になると2人が私のとこに来てくれた。

「A〜帰んぞ〜」

蘭ちゃんがそう言ってくれるけど私は女子と喋る2人を思い出して2人の顔が見れない。

「ごめんね、今日は用事があるから！！」

私はありもしない用事があると伝えて全力で逃げた。




(次の日の放課後)

「A〜、なんで昨日はあんな感じで逃げた〜？この前オレ達から離れんなって言ったよな〜？」

怖い､､､

笑ってるのに目が笑ってない。

「ごめんなさい､､､でも、今日も用事があるから！」

私はまたもやありもしない用事があると伝えて全力疾走で逃げる。




私は次の日もまた次の日も、結局あれから2週間ほど2人から逃げ続けた､､､

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