36話。 ページ5
「絶対に…助けるからね。」
生きている者は、自分を犠牲にしてでも、
弱い者を助けなくちゃいけないんだ。
昔の私はそう心に誓っていたらしい。
あの頃に勇気を出してしたことは本当のこと。
『ねえ、何してるの？』
『あ？誰だ、てめえ。』
『早く…逃げろ…。』
この話は亡き母親から聞いた。
中学の私の起こした些細な出来事らしい。
私は考えなくてもいいんだと、そう言われたから。
過去の記憶はほんの少ししか無い。
あの時の何をしたのかも。
「あの時の人は大丈夫だったのかな…。」
ぐらぐら揺らぐ視線を完全に無視し、
微かに頭でそう久々に考えた瞬間だった。
路地裏を横切ったのは正解だった。
図体の大きなまだ成人に成り立てのような
生意気な奴らが猫をいじめていた。
猫を殴った時とともに、
私の中で何かが震え上がった。
私はそこにいた男達を強く突き飛ばした。
「…いってえな！」
「痛い？この子に比べたら、かすり傷じゃない。」
私は集団の中の猫の元にすぐさま駆け寄った。
猫はまだ子供で、
少しだけ体がピクピクと動いていた。
「傷が凄いな…。」
ここが薄暗い所なので、
大まかな怪我しか見えない。
多分、先程蹴られた時に出来た傷だろう。
まだ息をしているので命に別状は無さそうだ。
もし、私が気を止めずいたら、
猫は死んでしまっていたかもしれないのか。
そう思うと、少し恐怖を感じたのか、
背筋に冷たいものが走った。
目の前に広がる血、血、血。
車のガラスが大きく割れ、
両親の身体が真っ赤に染まっていた。
とても、気分が悪くなって倒れたのを思い出した。
「やめよう。このことを思い出すのは…。」
子猫は必死に鳴いていた。
対抗しようとしているのか、それとも助けを求めているのか、分からなくなるほどに。
まるで、高校時代の私みたいだ。
助けも出せず、周りにしがみついて、考えるのも放棄して…。
「大丈夫、もう安心してもいいんだよ。」
そう言って、子猫を抱きしめた。
周りを無視した私を呪いたい。
親猫を探そうと立ち上がった瞬間だった。
「う"あっ…。」
「何、正義の味方気取りしてんだよ。」
ドスっと後頭部を鈍器で殴られた鈍い音が響いた。
身体の至る所に激痛がはしる。
それが分からなくなるほど、
私は体もずたずたになっていくのを感じた。
お願い。
誰でもいいから…、猫(私)を助けて…。
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ももまつ(全松girl)@低浮上気味(プロフ) - 依愛(いあ)@あるぷすいちまんじゃく。さん» お「え、俺のこと好きなの///？え、嬉しい///ありがとう///」もも『あれぇ？いつもなら結婚して！とか言うのにどーしたのかなぁ？あらら、耳が赤いけど？』お「うるせー！俺だってさぁ、真面目に考えるし///」 (2019年5月2日 21時) (
レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
依愛(いあ)@あるぷすいちまんじゃく。(プロフ) - ももまつ(全松girl)@低浮上気味さん» 可哀想だけど、ごめんおそ松！実はそういうところも好きなんだよね笑。とんだ茶番ですね笑笑。 (2019年5月2日 21時) (レス) id: 0d2970c678 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(全松girl)@低浮上気味(プロフ) - 依愛(いあ)@あるぷすいちまんじゃく。さん» お「え、なんかお兄ちゃんの扱い酷くない！？依愛は優しい？けど…。お兄ちゃん寂しがってるよ？」もも『ごめん！ももまつさんはどーでもいいかなー！ｱﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ』 (2019年5月2日 21時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
依愛(いあ)@あるぷすいちまんじゃく。(プロフ) - ももまつ(全松girl)@低浮上気味さん» そうなんですね笑。おそ松推しなんで凄く嬉しいです！頭にたんこぶをつけたおそ松が想像出来ちゃいますね笑。 (2019年5月2日 21時) (レス) id: 0d2970c678 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(全松girl)@低浮上気味(プロフ) - 依愛(いあ)さん» 最初のところは私の小説のおそ松ですw私が殴っときました！(⌒∀⌒ )ｱﾊﾊﾊﾊﾊ (2019年5月2日 21時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：依愛(いあ)@あるぷすいちまんじゃく。 | 作成日時：2017年1月16日 21時
