君という名の『愛』を見つけて

融合弾。 ページ9

「出水先輩。







銃でも融合弾とか撃てますかね？」








訓練室で一戦終えた後、私は出水先輩に問いかけた。








出水「銃から…？うーんできるのか…？」








「一回やってみます。アステロイド+アステロイドやってみます。」







私は銃を両手に一つずつ持ち、前に撃ってみる。








「…これじゃ普通のアステロイド二発だ…。」








出水「銃からトリオンキューブ出したらどうだ？」








「なるほど！先輩割と頭いいですね！」








出水「なんか腹立つけど無視しとく…。








でも、なんで融合弾に興味持ったんだ？撃つだけでいつも楽しそうじゃねえか。」








「別に深い理由というより、射手ができて銃手が出来ないのは不公平です。出水公平先輩。」








「公平」を少し強調しながら言う。








出水「出たなさりげないダジャレ。








まあ、ポジションには長所もあれば短所もあるもんだぜ。完璧なものなんてそうそうないからな。








射手だって銃手と比べれば、いいとこもあるし、悪いとこもある。逆に銃手も射手とは違ったいいとこ、悪いとこがあるんだ。








…まあ、お前が融合弾使いたいんだったら、おれも考えてやるから。おれらで銃手の当たり前を塗り替えようぜ。」








「！！…はい！！」

帰り道。→←太刀川隊。

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