君という名の『愛』を見つけて

反省会。 ページ24

訓練を終え、私たちは反省会なるものをしていた。






「隊長って、出水先輩と同じポジ…」






遊真「Aちょっと静かにしろ。」





私が隊長に話しかけたとき、遊真に口を押さえられる。






遊真「すまんなオサム。」





修「いや…本当のことだし大丈夫だ。」






あー、地雷踏んだのか、私は。






「でも、作戦とか位置どりは良かったと思うよ。戦場であそこまで精密な作戦立ては難儀だ。」






これは本当だ。この隊の隊長が三雲隊長である理由が、今ならよく分かる。






修「ありがとう。これもみんなのおかげだ。」






遊真やチカが隊長をよく慕っている理由も分かるかもしれないな。





三雲修…か。





遠い遠い記憶の誰かに似ているかもしれない。





遊真「A、次はもっと連携を意識してみるか？」






「ああ。そのほうがいいと思う。」






宇佐美「ただいまー！おっ、やっとるねぇ！」






「しおり先輩。おかえりです。」






しおり先輩は玉狛第一と第二両方の隊のオペレーター。情報処理能力はかなり高そうだ。






宇佐美「Aちゃん、この時間に支部にいるの珍しいね。」






「ランク戦があるらしいので。勝たなきゃA級にはなれないって隊長が言ってるし、






これは勝たなきゃいけないですね。」






私は決意するように言葉を並べた。

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