同時に。 ページ14
屋上…といえばいいのか?
帰りに出水先輩からもらった、まだ温かいおしるこふたつを両手に、階段を上ってきた。
「遊真。ただいま。」
雪がまだ降っている。私は右手に持っていたおしるこを遊真に差し出した。
遊真「おかえり。くれるのか?どうも。」
遊真はおしるこを受け取り、そっと開けた。
私は遊真の隣に座った。
遊真「どう?出水先輩との特訓は。」
「うまく言えないけど、一言で言えば楽しいかな。」
遊真「…そっか。」
「…なんかさ。久しぶりだな…
二人きりで喋るの…。」
そう言って、少しだけ冷ましたおしるこを飲む。
遊真「なあ、Aって出水先輩のこと…。」
「遊真、出水先輩のことなんだけど…。」
同じタイミングでしかも同じような話題を持ちかけた私たち。
遊真「…出水先輩のこと?」
遊真はさほど気にしてないらしく、私の話題を聞き返した。
「出水先輩…死なないと思う?」
遊真「…100%死なないとは言えないけど…
オサムよりは死ななそう。」
「まあ、それは言えてるな。」
遊真「それがどうしたんだ?」
「別に何でもないよ。」
遊真「ふーん。
お前、つまんない嘘つくね。」
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朱那 - 面白いです!!続きを見たいので更新頑張ってください!!! (2017年2月14日 17時) (レス) id: 722dbfeb81 (このIDを非表示/違反報告)
かなりん - お久しぶりです。これからも楽しみにしています。 (2015年9月4日 21時) (レス) id: 8843441ef2 (このIDを非表示/違反報告)
はつ(プロフ) - かなりんさん» いえいえ!私もなかなか更新ができませんでした…>_<ストーリーはランク戦に突入しました。これまでの真実から一度離れ、戦いの様子を楽しんでくださいね♪( ´▽`) (2015年8月16日 22時) (レス) id: 282d9be0f7 (このIDを非表示/違反報告)
かなりん - お久しぶりです。最近忙しくて、お返事遅れました。これからも応援してます。 (2015年8月15日 22時) (レス) id: bd0131678d (このIDを非表示/違反報告)
はつ(プロフ) - 虹花さん» ありがとうございます!!そして、しばらく更新してなくてすみません>_<空閑の事情が判明したところで、また物語は動き出します!更新頑張ります!! (2015年7月18日 21時) (レス) id: 282d9be0f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はつ | 作成日時:2014年11月3日 21時