君という名の『愛』を見つけて

帰ってきた玉狛。 ページ13

「ただいまっしろしろすけ。」








修「なんだその新種のギャグ。おかえり。」








千佳「遅かったね。お疲れ様。」








「まあ色々あったからさ…。」








烏丸「出水先輩が教えるなんて珍しいな。どうだった？」








「…普通に…。」








あれ？教えてもらうっていう感じではない気がする。








「教えてもらってるっていうより、鍛えてもらってるって感じですかね。」








烏丸「まあ、あの人は教えるの上手くないしな。」








「それな。」








教えるの下手っていうよりは、私が『教えてもらう』ってレベルじゃないことを分かってるんだと思う。







「そういや、とりまる先輩とはあんまり関わってなかった気がする。







ちなみにあんたの愛は、柔らかい色をしてるな。家族のために頑張ってるような形をしてる。」








烏丸「それが例の愛鑑定か。」







そういえば、あいつが見当たらない。








「なあ、三雲隊長。遊真は？」








修「ああ、空閑なら…。」








三雲から遊真の居場所を聞き、私はその場から立ち去った。

同時に。→←初雪。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す