好きになってよ。【ダイヤのＡ】

忘れられない ページ30

御幸side



あ「洋一くん……！」



今、俺の目の前には倉持とAがうつっている。



倉「どうした？」



あ「これ…洋服、ありがとう…！」



Aの手から倉持の手に渡される洋服の入った紙袋。



周りは



「ねえ、あの二人付き合ってるのかな？」



「服貸してあげるくらいだし付き合ってるんじゃない？」



「なんかお似合いだよねー！」



なんて言ってる。



耳障りだった。





ーーーーー



あれから天原はしつように俺にまとわるついてくる。



朋「御幸くん！」



腕に腕を絡ませてくる。



これがAだったらいいのにって何度思ったことか。



御「ごめん天原。今日、部活の先輩に呼び出されてるから一緒に飯食えないわ。」



朋「うん！わかった！」



ホントは一緒に食いたくないだけだけどな。









天原と付き合ってからもAが忘れられなかった。



逆に気になってばっかだった。









御「もう……なんなんだよ……っ」

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