好きになってよ。【ダイヤのＡ】

お前らしい ページ29

倉持side



あ「ごめんね、こんな暗い話しちゃって……」



一通り話終わったAは儚く笑った。





俺は思った。



御幸、あいつはAに冷たい。



見ててわかる。



それはAのフった理由を知らないからじゃないのか？





Aが、御幸をフった理由はとてもAらしい、優しいAだからこその結論だと思った。





倉「Aはよ、まだ御幸のことが好きなんだろ？」



聞いちゃいけないことかもしんねーけど、俺のためにも、Aのためにも必要だ。









Aは……前進するために……









俺は……Aを潔く諦めるために……





あ「好き……だよ」



やっぱりな。





なら、俺はAの背中を押さなければいけない。









好きな奴には幸せになってほしいから………

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