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11,彼女 ページ12

やばい、先生と話し込んでたら遅くなっちゃった!!
バスに間に合わない!

校門の所に走って向かうとカラフル頭な頭が2人居た。
片方は女の子の様だ。

その子達は丁度校門が開いているところを通っているが、なんせ中途半端に開いていので私はぶつかりそうになった。

…いや、冷静に考えている暇なんて無いぞ。
仕方ない。
校門を超えると決意した私は、自分より少し低い校門を越えようとした。
が、私に気がついた片方の男の子が開けようとしてくれていた。

あっ、コケる。

そう考えた私は、速度を落とした。

「ごめん!!ありがと!!」

私は校門を閉めるのを彼に任せ、全力で走った。

ーーーーーーー
校門を開けてくれた人 side

練習が終わり、中学1年生の時から続けていた自主練習を終え、僕は桃井さんと帰ろうとしていた。

「テツ君聞いた?始業式から転入生来るんだって〜。」

そういった彼女の表情は暗く読み取れない。
きっと無理して笑っているに違いない。
最近僕は練習が辛い。
練習メニューは勿論そうだが、一軍の中でも余り良いとは言えない空気が漂っているのだ。

いつからだろう、青峰くんが練習にこなくなったのは。

いつからだろう、レギュラー揃って練習したり、笑わなくなったのは。

ふと前を見ると校門に着いていた。
そして、後ろから何かが走ってくる音が聞こえた。

何事かと思い後ろを見ると、白いブレザー。
同じ学校かと思ったが、シャツが水色ではなかった事とスカートの色が白だったので、きっと他校生だろう。

「ねぇテツ君急いでるみたいだし開けてあげたら?」

「そうですね。」

開けてあげると少し彼女はスピードを落とし、「ありがとう」と一言残し去っていった。

…閉めてくださいよ。

12,紫色→←10,赤色



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優希♪(プロフ) - 鳴菜瀬さん» いえいえ、書いてくれるだけで嬉しいですから。 待ってますね♪ (2017年4月18日 18時) (レス) id: eb5121b4a2 (このIDを非表示/違反報告)
鳴菜瀬(プロフ) - 優希♪さん» コメントありがとうございます!!初めまして!!面白いと言っていただけて嬉しいです!ナッシュが出てくる小説はあまり無いので書いてしまいました(笑)更新ゆっくりですが、よろしくお願いします!! (2017年4月18日 17時) (レス) id: 5f31d605a7 (このIDを非表示/違反報告)
優希♪(プロフ) - はじめまして この小説すごく面白いですね。 夢主のキャラがとても好きです。そして、ナッシュが出てくるなんて幸せすぎます! 更新頑張ってください! 楽しみに待ってます。 (2017年4月18日 7時) (レス) id: eb5121b4a2 (このIDを非表示/違反報告)
鳴菜瀬(プロフ) - ベルさん» コメントありがとうございます!!読んでくださって嬉しいです!!更新頑張ります!! (2017年4月12日 20時) (レス) id: 5f31d605a7 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 初めから読みました!更新頑張ってください! (2017年4月9日 9時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鳴菜瀬 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aina15261/  
作成日時:2017年2月11日 20時

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