Flowers ３【SA】

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《Aside》


初めて入ったしょーちゃんちは

やっぱり住む世界が

違うなって思った


パーティーでも出来そうな

大きなリビング


長い廊下


大きな窓


なにもかもが

うちとは

まったく違う





S「何か飲む？コーヒーとか。インスタントだけど」

A「あ、いや！お構いなく！お誕生日なんだから、ゆっくりして」

S「はは(笑)ありがとう」

A「あ！そ、そうだ。あの・・お誕生日、おめでとう///」

S「うん、ありがとう。メールも、ありがとう。嬉しかったよ。お店も、休ませて、ごめんね？」

A「ううん！全然！元々、不定休だから、いつお休みしても大丈夫なの！悪天候で入荷がない日もお休みしたりするし」


そういえば・・

家着っていうのかな？

ラフなカッコ

初めて見たけど


・・いつもより

柔らかい感じがして


それも、いいな///


髪とか

セットしてないからかな？




S「ん？何？」

A「えっ？」

S「何か、ボーっとしてたから(笑)」

A「え？あ///ちょっと、初めての家で緊張してるのかな！あ、そうだ、これ、お誕生日プレゼント・・」


見惚れてたなんて言えない///

ごまかすために

プランターを渡す



S「これ、俺が渡したプランターだよね？」

A「うん。これにハーブ植えたんだ。手入れも簡単だし、料理にも使えるしって思って」

S「まぁ、俺、料理しないけど(笑)ありがとう」

A「植物の緑色は、心を癒す効果があるから、置いてくれると嬉しいな」

S「雅紀が育ててくれた物だからね、大切にするよ」

A「ごめんね、大した物じゃなくて」

S「そんな事ないよ。心のこもった手作りだろ？枯れさせないようにしないと(笑)赤い方のプランターは？」

A「同じの植えて・・うちに///」

S「そっか。同じ物がそれぞれの家にあるんだ。それも嬉しいな」


ホントに嬉しそうな顔をしてくれるから

胸が苦しくなった

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