さんじゅうの障害 ページ32
晴れてキスもした、15歳の俺。
あの時はまだ、そんなにウブだったんだな。
そして、7年の月日がたった。
22歳と、立派な大人の仲間入りを果たした。
俺もAも、それぞれ社会人になった。
俺はAの側にいなきゃいけないから、大学のバスケクラブに入りながら秀徳高校のアシスタントコーチをしてる。
一応OBだし、なんと教師になってた大坪さんに推薦してもらったんだ。
ちなみに真ちゃんはお医者さんになるために毎日試験に追われてるんだと。
たまにメールを送ると『死ね』って返ってくるから、まあ元気なんだろう。
暇があると高校にも来てくれるし、面倒見のいいお医者さんになるんだろうな。
Aは一応大学に在籍していながら、通信制で二週間に一回レポートをまとめている。
あと、本の知識と人の好さから図書館でアルバイトをしている。車いすでも意外と仕事に支障はないって言ってた。
最近は借りるより本屋で買う方が多いらしく、この間家に行ったら机の横に大量の本の山ができていた。
お兄さんとヒカリさんは家をAに渡し、近所に一軒家を建てて暮らしている。
子供も三人うまれて、それぞれ優太、輝、朱莉と名付けられた。
三人ともスゲー可愛くて、一番上の優太は小学校に入学した。俺を見て、ミニバスにも入ってくれた。
とまあ、近頃の近況を話したわけだが、俺たちはというと……
なんら進展はない。
八年もたったんだよ!?なんかあれよ!!
って俺も思うけど、えっちな事はAの体に負担かかりそうだし、同棲とかするとそんなの押さえられなくなるし………。
とか言って、手出しも何もできていない。
………もう23なんだけど、俺。
どうすんだよ!!!
164人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃー助(プロフ) - 夕凪葵さんの作品大好きです!いつも見てます!だから、今回の雑談の落ち着きには、少し驚きました(笑)でもなんか、『夕凪葵さんだ…』と思えました(笑) (2014年5月7日 17時) (レス) id: e493149bc6 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - やばいです!高尾君かっこいいっ!更新頑張ってください。応援してますっ (2014年4月30日 23時) (レス) id: d7d9fa8f30 (このIDを非表示/違反報告)
イリス(プロフ) - 夕凪葵さん» あたしも影山好きです(*´∀`)ストーリーもいいですもんね( ´艸`)弱ペダもTOHOanimationなのでお話の雰囲気が似ているし、ストーリー重視なら見ているうちに引き込まれていきますよ(*゜д゜*)あたしも最初はなんとなく見ている感じでしたし( ̄∇ ̄) (2014年4月29日 10時) (レス) id: 188bada48d (このIDを非表示/違反報告)
snow-rabbit(プロフ) - Twitterに書かせて貰いました!! (2014年4月28日 19時) (レス) id: 84b2ac84db (このIDを非表示/違反報告)
夕凪葵(プロフ) - イリスさん» ありがとうございますです。ハイキュー、ツッキーと影山が好きです。弧爪くんもかっこいいですよねー!弱ペダは絵がどうもダメで見てないんですが、みんなカッコいいみたいですね(*ノωノ) (2014年4月28日 19時) (レス) id: 9ee3e9c412 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夕凪葵 | 作成日時:2014年4月16日 19時